性描写も注目の映画「娼年」真飛聖&冨手麻妙が松坂桃李を“娼夫”の道に…場面写真を公開

[ 2018年2月5日 11:00 ]

映画「娼年」に出演する(左から)冨手麻妙、真飛聖、猪塚健太(C)石田衣良/集英社 2017映画「娼年」製作委員会
Photo By 提供写真

 俳優の松坂桃李(29)が主演を務め、鬼才・三浦大輔監督による性描写も注目される映画「娼年」(4月6日公開)に女優の真飛聖(41)、冨手麻妙(23)、俳優の猪塚健太(31)が出演。3人の場面写真が披露された。

 原作は、2001年の直木賞候補にもなった作家・石田衣良氏の同名恋愛小説。性の欲望をありのままに描く刺激的な内容に加え、さまざまな女性たちと体を重ねて向き合い、自らも成長と変化を遂げる主人公の娼夫リョウの姿を繊細に紡ぎ、多くの女性から共感を集めた。

 16年8月に三浦監督演出、松坂主演により舞台化され、一糸まとわぬ出演者の熱演が大きな反響を呼んだ。困難と言われた映画化に、2人が再びタッグを組んだ。

 今回、公開された場面写真はリョウが働く女性専用コールクラブ「Le Club Passion」のメンバー。

 大学生活や女性との関係にも充実感を感じられず、バーテンダーのバイトに明け暮れる森中領(松坂)。ある日、領の中学校の同級生でホストクラブに勤める田嶋進也(小柳友)が御堂静香(真飛)という女性ををバーに連れてきた。

 「女なんて、つまんないよ」とつぶやく領に興味を持った静香は、仕事終わりの彼を待ち受け、自分の家に招き入れる。領の目の前に現れたのは、耳が聴こえない謎の女性・咲良(冨手)。静香は領に、咲良とのセックスを促す。それは、実は静香がオーナとして手掛ける女性のための会員制ボーイズクラブ「Le Club Passion」に入るための“情熱の試験”だった…。

 真飛は11年に宝塚歌劇団を退団。イメージからは意外な配役となった。

 冨手は映画「新宿スワン」「リアル鬼ごっこ」などに出演。17年には園子温監督の映画「アンチポルノ」に主演し、ヘアヌードを披露している。

 猪塚は舞台版に続く出演。リョウの同僚で、トップクラスの売上を誇る平戸東を演じる。

 三浦監督は演劇ユニット「ポツドール」を主宰し、センセーショナルな演目が話題に。06年には「愛の渦」で“演劇界の芥川賞”と呼ばれる「岸田國士戯曲賞」に輝いた。

 映画は「愛の渦」「何者」などでメガホン。今作については「性描写に関しては一切妥協せず、でも生々しいエロティシズムを排除して、よりポップに描き切ったつもりでいます」とコメント。本編の半分以上を占める刺激的なシーンを通じて浮かび上がる人間ドラマが期待される。

続きを表示

2018年2月5日のニュース