桂春之輔 奔放発言を封印 四代目・春団治襲名で「うかつなことは…」

[ 2018年2月1日 14:10 ]

「第6回いけだ落語うぃーく」の発表会見に出席した(前列左から)桂春之輔、桂あやめら   
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 今月に上方落語の大名跡・四代目桂春団治を襲名する桂春之輔(69)が1日、落語イベント「第6回いけだ落語うぃーく」(4月16〜22日、大阪・池田市民文化会館)の発表会見に出席した。

 今月11日の大阪松竹座公演を皮切りに、四代目襲名披露興行がスタート。今回のイベント内では21日に「第19回春団治まつり」が開催されるが、「全国で一人の噺家の名を冠した落語会があるのは池田市だけ。そのタイミングで四代目を名乗らせてもらうことになった。一生懸命頑張ります」とあいさつした。

 ただ、春団治として初めて迎える冠イベントへの抱負を聞いて、そこからいつも通りの奔放な発言に発展するのを期待した報道陣に対し、なぜかこの日は“優等生”発言。「近頃、三代目(16年没)がなぜ寡黙であったか、その理由が少しずつわかりつつあります。とにかく“余計なことはしゃべらず、大人しくしておけ”と。それを感じている。何かいったらいいんやろうけど…とりあえず、一生懸命頑張ります」と煮え切らない。

 最近、口数が減っているのか?という問いかけにも「そういうことです。うかつなことは言われへんということをヒシヒシと感じています」。師匠の名を継ぐ重圧からか、周囲からプレッシャーをかけられているのか?これまでの“春之輔節”を今後は封印することを示唆していた。

 同市内には1998年、境内に初代・二代目を顕彰する「春団治之碑」を三代目の後援会が建立した受楽寺がある。以降、同寺で毎年春団治一門が集まった法要が行われ、それを機に2000年に「春団治まつり」がスタート。「いけだ落語うぃーく」はその“前座”的なイベントとして2013年にスタートした。

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2018年2月1日のニュース