「レインマン」11年ぶり舞台化 藤原竜也&椎名桔平がW主演で初共演

[ 2018年2月1日 06:30 ]

舞台「レインマン」で初共演する藤原竜也(左)と椎名桔平
Photo By 提供写真

 俳優の藤原竜也(35)と椎名桔平(53)が舞台「レインマン」にダブル主演する。

 1988年公開の米映画「レインマン」の舞台化。奔放に生きる弟・チャーリー(トム・クルーズ)と、重い自閉症を抱える兄・レイモンド(ダスティン・ホフマン)の兄弟愛を描いた感動のロードムービー。米アカデミー賞で作品賞など主要4部門を制した名作だ。

 舞台では弟を藤原、兄を椎名が演じる。会話すらままならない兄弟が徐々に互いを理解し合い、強い絆が生まれていく様を繊細に表現することが求められる。2人は初共演。藤原は「椎名さんは俳優としてかっこいい生き方をされている方。兄弟を演じるのが楽しみ」、椎名は「兄弟としての成り立ちが軸。関係性を協力して繊細につくっていけたら」と話している。

 藤原は「トム・クルーズさんが演じたチャーリー役は素晴らしいので意識せざるをえませんが、舞台でしかできない表現を見つけたい」と抱負。自身にも兄がおり「個人の時間が増えている今だからこそ、家族について描いたこの芝居をたくさんの方に見ていただきたい」とPRした。

 椎名は「レインマン」が初めて舞台化された06、07年の公演で弟役を演じた。「兄役で演じることには驚きと不安が入り交ざります。難役は承知の上、避けて通れない挑戦になるなと思っています」と決意を語った。

 公演は東京・新国立劇場中劇場で7月20日〜8月4日。大阪、名古屋、福岡、宮城などでも上演される。

 ≪脚本は新たな英版≫舞台「レインマン」は11年ぶりの上演となる。06年に世界で初めて日本で舞台化。弟を椎名、兄を橋爪功(76)が演じ、翌07年に再演された。今作はこの脚本ではなく、08年にロンドンで新たに作られたウエスト・エンド版を翻訳上演する。劇団「サンプル」の松井周氏が演出を手掛け、中越典子(38)らが共演する。

続きを表示

この記事のフォト

2018年2月1日のニュース