安藤サクラ 朝ドラ初のママヒロイン、長女連れ撮影へ 託児所で対応

[ 2018年2月1日 05:30 ]

NHK連続テレビ小説「まんぷく」のヒロインに決まり笑顔を見せる安藤サクラ
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 10月1日にスタートする99作目のNHK連続テレビ小説「まんぷく」のヒロインが女優の安藤サクラ(31)に決まり、同局が31日発表した。安藤は2012年3月に俳優の柄本佑(31)と結婚し、昨年6月に長女を出産したばかり。同局によると、朝ドラに乳幼児を育てながら撮影に臨むヒロインは初めて。いわば“ママヒロイン”の誕生ということになる。「自分が母になって、子育てから学んだ強みをドラマに生かしたい」と抱負を語った。

 ドラマは、インスタントラーメンの生みの親として知られる日清食品創業者の夫婦の物語。昨年10月に出演依頼を受け、当初は断ろうと考えたが家族が後押し。父で俳優の奥田瑛二(67)は「これは挑戦ではなく冒険」と激励。柄本の母で女優の角替和枝(63)は「これをやらないなら、仕事を辞めちゃいなさい」と叱咤(しった)したという。

 撮影は大阪で、安藤は長女を連れて滞在する予定。同局では「託児所や局内のキッズコーナーで対応することを計画している」と話している。

 ◆安藤 サクラ(あんどう・さくら)1986年(昭61)2月18日生まれ、東京都出身の31歳。2007年、映画「風の外側」で本格的に女優デビューした後、「愛のむきだし」「かぞくのくに」「愛と誠」など数々の作品に出演。14年の「百円の恋」で日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞。NHKでは16年に「ママゴト」(BSプレミアム)に主演した。

 ▽まんぷく インスタントラーメンの生みの親として知られる日清食品創業者の故安藤百福さんと、妻の故仁子(まさこ)さんがモデル。戦前から高度成長時代にかけ、バイタリティーあふれる実業家の夫とともに明るくひたむきに生きた妻の半生を描く。晩年に成功を収めた夫婦の「敗者復活物語」でもある。安藤は主人公の18歳から50歳すぎまでを演じる予定で、夫役は今後発表される。

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