村主章枝が明かした“地獄”の無収入現役生活「経験なんて一切武器にならない」

[ 2018年1月28日 20:31 ]

元フィギュアスケート選手で振付師の村主章枝
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 元フィギュアスケート選手で振付師の村主章枝さん(37)が28日、テレビ朝日「しくじり先生 俺みたいになるな!!2時間スペシャル」(後6・57)に出演。14年に34歳で引退するまでの波乱の現役生活について語った。

 荒川静香さんの金メダル獲得に沸いた06年のトリノ五輪で4位惜敗に終わった村主さん。この時点で25歳とフィギュアスケート選手としては引退してもおかしくない年齢だったが、頭の中には現役続行しかなかったという。

 だが、そこで現役続行の道を選んだことが「地獄の始まりだった」と告白。ピークを過ぎた村主さんの前には、浅田真央さんや安藤美姫さんといった次世代のスケーターが台頭。中でも浅田さんについては「初めて見た時に、本当に天才だと思った」と述懐した。

 10年のバンクーバー五輪落選後も現役続行を決意するが、それまで支援してくれていたスポンサーが撤退。“無収入生活”がスタート。年間2000万円は必要と言われる中、父親の退職金と母親の貯金を活動費に充てたという。

 しかし、体のケアができない、リンクが借りられないなどの問題が発生。「リンクの貸し切りの順番も成績順。朝の6時に貸し切りではなく、他の方たちと一緒にリンクを使った」と苦労を明かした。

 また、ベテランとなって最も大変だったのが体力の回復が遅くなること。「2〜3日ずっと筋肉痛のまま。よく経験が武器になると言われるけど、経験なんて一切武器にならない」と“ぶっちゃけトーク”を展開し、スタジオが笑いに包まれていた。

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