エルトン・ジョン公演活動引退 ラストツアーは3年300公演、日本上陸は?

[ 2018年1月26日 06:15 ]

ツアー活動からの引退を表明したエルトン・ジョン(AP)
Photo By AP

 世界的な人気を誇る英歌手エルトン・ジョン(70)が24日、米ニューヨークで会見し、今年9月から始まる世界ツアーを最後に公演活動から引退することを表明した。家族と過ごす時間を増やすことが理由と説明。AP通信などによると「自分はレイ・チャールズやB.B.キングのように永遠にツアーを続けるのだろうと思っていた」と前置きし、「優先すべきことが変わった。子供たちができ、僕らの人生は変わった。子供をサッカー教室に連れていくことが最も重要になった」と話した。

 エルトンは2014年に英国で同性婚が合法化されると、長年のパートナーのカナダ人映画監督デービッド・ファーニッシュ氏(55)と結婚した。事実婚状態だった10年と13年には、いずれも代理出産で2人の男児をもうけている。

 「音楽活動はやめない」とし、アルバムやミュージカルの制作は今後も関わっていくと説明。一部でささやかれる健康面での問題による引退は否定した。

 エルトンは1969年ソロデビュー。70年「ユア・ソング」、73年「グッバイ・イエロー・ブリック・ロード」などヒット曲を連発。97年には英ダイアナ元皇太子妃の葬儀で追悼歌「キャンドル・イン・ザ・ウインド」を披露し、世界中を感動させた。98年に英王室からナイトの称号を与えられている。

 最後のツアーは米国を皮切りに各国を回り、3年後の21年までに300公演以上を開催予定。日本公演について所属レコード会社と過去の招へい元は「具体的な話は届いていない」としながら、「3年も世界を回るなら、日本でやっても不思議ではない。将来的にはあるだろう」との見通しを示した。公演が実現すれば、15年11月の横浜アリーナ以来。“ポップスの巨匠”の最後の勇姿を、日本のファンも待っている。

続きを表示

2018年1月25日のニュース