堤幸彦×マキノノゾミ「魔界転生」日テレ開局65周年記念舞台

[ 2018年1月25日 05:30 ]

舞台「魔界転生」に主演する上川隆也
Photo By 提供写真

 ドラマや映画のヒットメーカー堤幸彦氏(62)が演出、演劇界の重鎮マキノノゾミ氏(58)が脚本を務める「日本テレビ開局65年記念舞台 魔界転生」が10月から福岡、東京、大阪で上演される。山田風太郎原作で過去に映画、舞台で製作されてきた人気作品が「堤×マキノ」という現代のヒットメーカーコンビの手で壮大なエンターテインメント時代劇として生み出される。

 主演は上川隆也(52)で、剣士・柳生十兵衛を演じる。また、魔界から転生する天草四郎役に溝端淳平(28)、柳生十兵衛の父・柳生但馬守宗矩が松平健(64)。

 堤×マキノのコンビは、歌舞伎俳優中村勘九郎(36)が主演した2014年の舞台「真田十勇士」で実現。「真田…」は東京、大阪で57公演上演され、8万人を動員。「プラチナチケット」となる人気ぶりだった。

 再びタッグを組んでの新作に、堤氏は「日本の娯楽作品史上、最も奇想天外なストーリーを持つ時代劇であり、猛烈に創造力を刺激される作品です」と意気込んでいる。巨大装置、プロジェクションマッピング、殺陣、フライングと大掛かりな演出構想が進行中だ。

 主演の上川は「先鋭的な映像を生み出す堤監督の感性が、舞台の上にどんな“地獄編”を描き出すのか、いまから楽しみでなりません」と胸を躍らせる。また、過去に沢田研二(69)窪塚洋介(38)ら個性派が演じてきた天草四郎に挑む溝端は「ある種のカリスマ性のある方が演じているイメージ。非常にプレッシャーを感じています」と気を引き締めている。

 公演は10月6〜28日「博多座」(福岡)、11月3〜27日「明治座」(東京)、12月9〜14日「梅田芸術劇場」(大阪)で行われる。

続きを表示

この記事のフォト

2018年1月25日のニュース