早大教授 高速ではねられ死亡 単独事故起こし車外に出てトラックに…

[ 2018年1月22日 10:56 ]

 22日午前0時10分ごろ、東京都三鷹市新川4の15の中央自動車道上り線で、早稲田大教授西原博史さん(59)が単独事故を起こし、車外に出ていたところをトラックにはねられた。西原さんは病院で死亡が確認された。大学のホームページによると、西原さんは社会科学部所属で憲法学が専門。1999年から教授を務めていた。「良心の自由と子どもたち」などの著書がある。

 警視庁高速隊は、自動車運転処罰法違反(過失傷害)の疑いで、50歳の会社員を容疑者として逮捕。容疑を同法の過失致死に切り替え調べを進める。

 高速隊によると、容疑者は時速30〜40キロで運転していたとみられ「車両に気を取られていた」と供述している。

 現場は2車線のほぼ直線。西原さんは運転していた乗用車が追い越し車線を走行中に中央分離帯に衝突したため、車外に出て走行車線を歩いていたという。

 西原さんは2006年に衆院特別委員会が開いた教育基本法改正に関する中央公聴会に有識者として出席。「我が国と郷土を愛する態度を養う」とした条項について「子どもに特定の価値観を強制することになる。多様な価値観を否定することは民主主義の否定だ」と政府案への反対を表明した。(共同)

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