劇団ひとり「西郷どん」出演決定 「高知と縁が深い」謎の漂流者役

[ 2018年1月21日 21:00 ]

「西郷どん」で謎の漂流者を演じる劇団ひとり(C)NHK
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 お笑い芸人・劇団ひとり(40)がNHK大河ドラマ「西郷どん」(日曜後8・00)にゲスト出演することが21日、分かった。密航者として捕らえられた“謎の漂流者”を演じる。大河出演は「花燃ゆ」(15年)以来3年ぶり2回目。

 2月4日放送の第5話と同11日の第6話に登場。“謎の漂流者”について「洋服を着たその男は、衰弱し何も語らない。口ずさむ歌は意味不明で、どうやら異国の歌らしい。男は琉球で密航者として捕らえられた。この男が薩摩にやってきたことで、大波乱が巻き起こる」と説明している。

 劇団ひとりは「出演のオファーをいただいたとき、渡辺謙さんとお芝居ができると、テンションが上りました。謙さんは、僕にも演技プランを相談してくれて、意見を聞いていただき嬉しかったです。こんなことができる芸人は、ほかにはいないと思います」とコメント。

 「僕の父が高知出身であることと、ご先祖さまの中には幕末にゆかりがある人もいるので、高知とは縁が深いと思っています。ご先祖さまのことを考えると高知関連のお仕事ができることはとても嬉しいです」と作品との“縁”に感謝した。

 自身が演じる“謎の漂流者”について「その男は奇妙な人生を歩み、当時の日本にとんでもない新しい風を吹き込んだ人物ですので、その瞬間を是非みなさんに見てほしいです」とアピールした。

 制作統括の櫻井賢氏は「理由があって発表を控えていました。その登場はかなりミステリアスです。いったい何者なのか、善人か?悪人か?劇団ひとりさんは見事に演じてくれました。ひとりさんは、高知出身のお父上をお持ちで、米国在住の経験もある。不思議なご縁です。歴史に詳しい方は、もうお気づきかもしれません。でも、気づいても胸の奥にしまっていてください。幕末において大変重要な人物だということは間違いなく、謎の答えは放送にて!」とヒントを含めながら、劇団ひとりの魅力を語った。

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2018年1月21日のニュース