浜崎あゆみ“コムロス”小室引退会見から一夜「心の整理つかない」

[ 2018年1月21日 05:30 ]

歌手の浜崎あゆみ
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 音楽プロデューサーの小室哲哉(59)が引退を発表してから一夜明けた20日、楽曲を提供された歌手の浜崎あゆみ(39)がSNSを更新し「心の整理はまるでつかない」と複雑な心境を明かした。

 浜崎はこの日未明、ツイッターとフェイスブックを更新。「心の整理はまるでつかないままですが、必ずや歌い継いでいかせていただきます」とつづった。2001年に米中枢同時テロを受け小室が書き下ろし、浜崎が小室の妻KEIKO(45)とデュエットした「a song is born」の動画も貼り付けた。♪僕らは命受け継いだんだ この歌を歌うことでしか伝えられないけど――と歌う部分を抜粋し、バトンを継ぐ決意を示した。

 浜崎は99年にシングル「A」が初めてミリオンを記録するなどブレーク。95年ごろから日本中を席巻した「小室ファミリー」の勢いを継ぐような形で、エイベックスの顔を担っていった。浜崎はファミリーではないが、自身初の小室作品でもあった「a song is born」を皮切りに、多数の楽曲提供を受けている。

 11年のアルバム「Love songs」では16曲中6曲で小室が作曲を担当。15年には、ツイッターで小室の楽曲をレコーディングしている様子を報告し「今回の先生の楽曲たちは1曲の長さがまず半端なく長い&そしてキーめっちゃ高い」「先生っ、喉ちぎれそうです」とちゃめっ気たっぷりに書き込んだ。小室も「アスリートのよう」と応え、互いを認め合う間柄だった。

 エイベックスの支柱となった者同士だけが分かる、華やかな栄光とその裏の苦悩。音楽関係者は「短い文面に“戦友”への尊敬とねぎらいの思いをひしひし感じる」と話した。

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