小室、昨年末には周囲に引退意思…理由は「才能の枯渇」と「心身の限界」

[ 2018年1月20日 05:30 ]

小室哲哉引退発表

会見の席へ向かう小室哲哉
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 「もう…限界だ」。小室は不倫疑惑報道以前の昨年末、周囲に「引退」の意思を告げていた。

 理由は「才能の枯渇」。全盛期の自分を超えたいという一心で創作活動を続け、今年引退する安室にも16年ぶりに楽曲提供をしたが「いい曲なのに、満足していなかった。自分の限界が分かったと話していた」という。

 もう一つの理由が「心身の限界」。自身も肝炎などで体調が悪い中、KEIKOの介護を6年間続けてきたが「何をしても褒めてくれることはないし、ありがとうも言ってくれない。出口が見えないトンネルがずっと続いている」と周囲に苦悩を明かしていた。

 「引退」の時期は一般的な定年年齢である60歳の誕生日を検討。作曲家などの仕事は生涯続ける人も多いが「知らない間にあの人いなくなっちゃったね、という終わり方だけはしたくない」というのが、CDバブル時代の「平成」を象徴した音楽プロデューサー・TKが望んだ最後の“引き際”だった。

 この日、集まった報道陣は150人。不倫疑惑報道を引き金とした「引退発表」は小室にとって無念だったはずだが、カメラのフラッシュの放列に目を背けることは一度もなかった。

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