松本人志 ガキ使“黒塗りメーク問題”に初言及「浜田が悪い(笑)」「流れとしては唐突ではない」

[ 2018年1月14日 10:05 ]

「ダウンタウン」の松本人志
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 ダウンタウンの松本人志(54)が14日放送のフジテレビ「ワイドナショー」(日曜前10・00)に出演。昨年大みそかに放送された日本テレビ「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!大晦日年越しSP絶対に笑ってはいけないアメリカンポリス24時!」の“黒塗りメーク問題”に初言及した。

 「絶対に笑ってはいけない…」の番組序盤、ダウンタウンの浜田雅功(54)がアメリカンポリスに扮する際、顔に黒塗りメークを施し、映画「ビバリーヒルズ・コップ」 に出演時の俳優エディー・マーフィ(56)をモノマネした。しかし、一部ネットメディアなどが差別だと問題視。インターネット上などで議論が巻き起こった。

 水を向けられた松本は「これに関しては、僕は本当いろいろ言いたいことはあるんですけども、もう面倒くさいので、もう“浜田が悪い”で。アイツを干しましょう。国外追放。更衣室に衣装があった?断らなかったアイツが悪いということで」と語り、笑いを誘った。

 ゲストの安藤優子キャスター(59)が「エディー・マーフィーに扮したところまではよかったと思うんですが、それを笑いのタネにしたわけですよね。それが人種差別(と受け取られる)」と語ると、松本は「だから、浜田はエディー・マーフィーの自宅まで謝りに行きましょう」と再び笑いを誘った。

 さらに安藤氏が「浜田さんのエディー・マーフィーがおもしろかったから、笑ったわけですよね。でも、それを見て、たぶん外国の方は日頃から肌の色の違いとか、ものすごく神経質になっているので、黒人を笑ったというふうになるわけです。かつてアメリカにも黒塗りをした有名なシンガーのグループがいて、それは別に問題にならなかった。それは歌を歌っているから。それを笑い物にすると、話が違ってくる」、音楽プロデューサー・もふくちゃん(34)が「黒塗りが記号的に世界中でダメなこととされていることが歴史的にもまず前提としてある。日本が国際的になって、世界中の人が見ている。テレビ業界の人たちは今、日本がいろいろなところを見られる国際的立場に目配せして、番組作りをしないと」などと持論を展開。

 松本は「今回、テーマがアメリカンポリスで、『ビバリーヒルズ・コップ』のエディー・マーフィーをやったんですよ。だから、流れとしては全然唐突ではないんですけど」と解説しようとしたところで、またも「まあ、でも浜田が悪い」と笑いを誘った。

 続けて「じゃあ、今後、どうすんのかなぁって。僕らはモノマネタレントではないので、もう別にいいんですけど、モノマネとかいろいろバラエティーで、黒塗りはもうなしで行くんですね?はっきりルールブックを設けてほしい」と訴えた。

 もふくちゃんが「黒塗りしないやり方でのモノマネはいくらでもある。世界で見ても全員が笑えるものにならないといけない、というふうになってきた。いいか悪いかは別として」と語ると、松本は「でも、黒塗りしてモノマネした人がこの先出てきたら、同じぐらい叩かれないと、今度は浜田差別になりますよ。今、『いいか悪いかは別にして』と言いましたけど、悪いしかないよ」と嘆いた。

 ヒロミ(52)は「時代がこうなっている。バラエティーに関して言えば(番組の幅が)本当に狭くなっていく」と語った。

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