紅白に欠けていた「スリル」 司会の“安心感”が裏目?

[ 2018年1月5日 08:30 ]

「第68回NHK紅白歌合戦」視聴率

紅白歌合戦で総合司会を務めた内村光良(右)と紅組司会の有村架純
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 昨年大みそかの「第68回NHK紅白歌合戦」(後7・15〜11・45)の瞬間最高視聴率が48・4%(関東地区)で、安室奈美恵(40)が歌った時だったことが4日、ビデオリサーチの調べで分かった。前年より3・6ポイント上回り、国民の約半分が見たという形となった。しかし平均視聴率はワースト3位。欠けていたのは視聴者をドキドキさせる「スリル」だった。

 総合司会の内村が安定した仕切りを見せ、紅組司会は2年連続の有村架純(24)。白組の二宮和也(34)も「嵐」として司会を5回務めた経験者だ。関係者は「素晴らしい司会ぶりで安心感が生まれていた。そのため生放送ならではの“何かが起こりそう”というドキドキ感が欠けていた」とした。

 16年はタモリ(72)とマツコ・デラックス(45)がNHKホールのさまざまな場所に出没。いつ出てくるのか、何をするのか、という期待感であおり、数字を伸ばした一因となった。

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2018年1月5日のニュース