「バイプレイヤーズ」“奇跡の共演”再び!松居監督P帯不安なし「さらに尖っています」

[ 2018年1月3日 05:00 ]

今度は無人島を舞台に、名脇役が再び“奇跡の共演”!1年ぶりの新作となるテレビ東京「バイプレイヤーズ〜もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら〜」に出演する(左から)遠藤憲一、大杉漣、田口トモロヲ、松重豊、光石研(C)「バイプレイヤーズ2018」製作委員会
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 名脇役たちが本人役で出演し“奇跡の共演”などと話題になったテレビ東京の連続ドラマ「バイプレイヤーズ」が帰ってくる。2月7日に「もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら」(水曜後9・54)のサブタイトルでスタート。約1年ぶりの復活で、深夜枠(金曜深夜0・12)からプライム帯(午後7〜11時)に昇格。再び旋風を巻き起こしそうだ。

 出演するのは前作に続き、遠藤憲一(56)大杉漣(66)田口トモロヲ(60)松重豊(54)光石研(56)。寺島進(54)はスケジュールが合わず出演しない。

 第1弾は昨年1〜3月に金曜の深夜枠で放送され、名脇役として活躍する6人が共同生活を送る“おじさんのテラスハウス”として話題に。今作は、5人がテレ東制作の朝ドラ「しまっこさん」で共演することになったが、ロケ地を間違えて無人島に漂流し、サバイバル生活を送るストーリー。前作の紅一点・ジャスミン役の北香那(19)は大杉の付き人役で引き続き、登場する。

 前作は、6人を特集した2002年秋の映画祭「6人の男たちフィルムズ」(東京・下北沢)から14年越しで実現した企画。深夜ドラマながら“奇跡の共演”などと話題沸騰。“おじさん萌え”する視聴者が続出したのをはじめ、虚実入り乱れた本人役、「主役?テレ東だろ」の自虐ネタ、「相棒」のパロディー、「週刊文春」の時事ネタなど、エッジの利いた内容に絶賛の声が相次いだ。

 第1話の役所広司(62)や第7話に立候補した椎名桔平(53)をはじめ、本人役の豪華ゲストも反響。同局の濱谷晃一プロデューサーは「キャスティングが豪華すぎて、予算は既に底をつきかけておりますが…」と、うれしい悲鳴を上げていた。

 前作を企画したドリマックス・テレビジョンの浅野敦也プロデューサーは「テレビ東京さまから『バイプレイヤーズをプライムタイムの1時間連ドラに』というお話があった時は『深夜のおじさんのわちゃわちゃ・ゆるシブドラマをゴールデン扱いするなんて、テレビ東京は血迷ったのか?』と思いました」と率直な感想。「同時に、前作を超えるものを作るには同じ深夜帯だと大変だと思っていたので、やれる手応えを感じました。ということで、プライムタイムの連ドラに革命を起こすためにも、徹底的にユルいまま、やらせていただきます!」と張り切っている。

 「でも、それだけだと怒られそうなので、NHKに対抗し、朝ドラ戦争を仕掛けます!(夜ですが)。ロケ地は千葉・館山ではなく、トロピカルな南の島にします!(冬の無人島ですが)」としながら「また前作同様、ゲストの皆様も豪華にお届けしようと思います!(でも前回キャスト費が底をつき、会社に怒られたので、猿・ワニ・ハムスターなど一部、人ではない共演者も交ぜています。テレビ東京さん、ご了承ください)。最後に業界関係者の皆様、撮影期間中は再びバイプレイヤー不足が起きると思われます…申し訳ございません!」と謝罪している。

 第1弾に続き、演出は映画「アフロ田中」「アズミ・ハルコは行方不明」などの新鋭・松居大悟監督(32)らが担当。松居監督は「どうかしてますよね。関わってる人みんな、どうかしてるんです。あれは深夜のあの尺だからやりたい放題だったのに、水曜夜の1時間って!家族が寝る前に見る上質なドラマになる!と、危惧していたのですが、大丈夫そうです。僕らは変わりません。何なら丸くならなければいけないはずなのに、さらに尖っています」と手応え十分。

 「やるべき起伏やひっぱりや感動をすべて無視して、濃くするべき物語を薄くして、ただただこのメンバーと共に過ごす濃い空気をお届けします。奇跡と思っていたバイプレイヤーズにもう一度奇跡が起きました。こうなったら、トコトン奇跡の向こう側までいきたいです。相変わらず緊張しますが、どうぞよろしくお願いします!」と意気込んでいる。

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2018年1月3日のニュース