宝塚花組公演「ポーの一族」開幕 原作・萩尾望都氏も絶賛「本当に美しかった」

[ 2018年1月1日 17:22 ]

話題作「ポーの一族」への意気込みを語る(左から)柚香光、小池修一郎氏、萩尾望都さん、明日海りお、仙名彩世
Photo By スポニチ

 宝塚歌劇団・花組公演「ポーの一族」が1日、兵庫・宝塚大劇場で開幕した。

 同作は漫画家・萩尾望都(はぎお・もと)氏原作の同名漫画を原作にした話題作。ヨーロッパに伝わる吸血鬼伝説をベースにし、トップスター・明日海りおが、永遠の命を持つ美少年を神秘的に演じ客席を引き込んだ。

 先月30日の公開げいこには、萩尾氏も駆けつけ、まるで漫画から飛び出したような明日海らの姿に感激。「こんな風に作って頂いて、(漫画の)作品から抜け出たみたいで本当に美しかった。恥ずかしいし、ありがたいし、自分の作品が音符に乗って感無量でございます」と最上級の賛辞を送った。

 濃いブルーのコンタクトを装着し、美少年エドガーを演じた明日海も「一回一回、どれだけ自分が命を注いで演じられるか。こうやって演じることができるのは幸せ」と感謝。演出の小池修一郎氏(62)は、同作の舞台化を夢見て1977年に歌劇団に入団したそうで、「41年前の自分に伝えられるのなら“いつか『ポーの一族』を素晴らしいキャストで上演できますよ”と言ってやりたい」と満足の表情だった。公演は2月5日まで。東京公演は2月16日〜3月25日。

続きを表示

2018年1月1日のニュース