佐藤健 5分半にもおよぶ土屋太鳳からの手紙朗読に照れ「恥ずかしいの10乗」

[ 2017年12月25日 15:56 ]

映画「8年越しの花嫁」大ヒット舞台あいさつに登壇した(左より)佐藤健、土屋太鳳
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 俳優の佐藤健(28)と女優の土屋太鳳(22)が25日、都内で行われた映画「8年越しの花嫁」(監督瀬々敬久)の大ヒット舞台あいさつに登壇した。

 結婚式の直前に病に倒れ意識不明となった花嫁と、彼女を8年間待ち続けた新郎の軌跡の実話を映画化した同作。目を覚まさない恋人を献身的に支え続け、苦悩しながらもひたむきに彼女を思い続ける尚志を佐藤が、病と闘う麻衣を土屋が演じ、信じる力と深い愛に満ち溢れた感動のドラマを紡ぐ。

 同作の初日舞台あいさつでは、佐藤から土屋へ手紙が送られる一幕もあったが、この日は土屋から佐藤へサプライズで手紙が送られ、何を書こうか3日間悩んだという土屋は「健先輩は本当にまっすぐな方なので、今日は思っていることをそのまま、舞台あいさつということを意識し過ぎず、まっすぐにしたためたいと思います」と読み始め、2012年に放送されたドキュメンタリー番組で、佐藤が口にした言葉が胸に刺さっているという土屋は「そのとき、今の私と同じくらい(年齢)の健先輩は『変わらない愛はない』とおっしゃいました。私はそのとき何故だかすごく強く、この方に『変わらない愛はある!』って伝えたいと思ってしまって、テレビに向かって『そんなことはないですよ』と話し掛けてしまったんです」と涙をこらえて告白。

 続けて「変わらない愛はあります!しかもそれは健先輩の心の中に。どんなときもファンの方々と向き合い感謝をして、エキストラさんには現場の仲間として尊敬の気持ちを持って接し、常に自分よりスタッフさん方を労う健先輩の姿は、熱く、温かく、柔らかく、優しい、本当に豊かな変わらぬ愛を宿していらっしゃいます」と力を込め、そんな佐藤に「役者として大切なたくさんのことを教えていただきました。心から、心から、心から感謝しています」と胸の内を明かした。さらに、「健先輩の笑顔は素敵です。年上の男性に失礼かもしれませんが、とてもチャーミングで、猫が笑ったときみたいです。健先輩の笑顔はたくさんの人を幸せにするんです。だからどうか、健先輩の笑顔が、健先輩ご自身を温めるときがくることを心から願っています」と語り、「性別が違うだけでコミュニケーションが取りにくくなる世界ではございますが、これからも同業の後輩の1人として、変らぬ孫愛と一緒によろしくお願いします」と5分半にわたる手紙の朗読を終えた。

 これに佐藤は「恥ずかしいの10乗くらいですね」と照れ笑いを浮かべつつも、「『変わらない愛はない』とか思っちゃうような僕ですけど、だからこそまっすぐに『変わらない愛はあるんだよ』って本心から信じて、口にできるような土屋さんに憧れがありますし、尊敬しています。こちらこそ、今後ともよろしくお願いします」と頭を下げた。

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