「陸王」最終回2日前に大観衆3000人と撮了!役所広司万感「これから監督が仕上げます」

[ 2017年12月23日 10:00 ]

「陸王」のクランクアップを迎え、花束を手にあいさつする役所広司(C)TBS
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 俳優の役所広司(61)が主演を務めるTBS日曜劇場「陸王」(日曜後9・00)が22日正午ごろ、埼玉県行田市内でクランクアップした。最終回の放送がある24日の2日前まで撮影が行われ、役所は笑顔で「これから監督が仕上げますので…とにかく最終回!ぜひ見てください」と言葉に力を込めた。

 3000人を超えるエキストラに囲まれながら役所は感無量の表情を見せた。連ドラでは異例の規模となる延べ7万人以上のエキストラが迫力あるマラソンシーンを演出したドラマらしく、大観衆とともに迎えた撮了。「こはぜ屋」社員の安田利充役の内村遥(32)、仲下美咲役の吉谷彩子(26)らが涙を流すなか、役所は万感の思いを爆発させた笑顔で「社長の役所広司です!」とあいさつし、場を盛り上げた。

 最終撮影シーンは最終回の豊橋国際マラソンを「こはぜ屋」のメンバーがモニターで見届ける場面。マラソンシーンの大半は先日、愛知県豊橋市で撮影したが、スケジュールと時間の兼ね合いで場所を変えて撮影を“続行”。予定通り、正午ごろにクランクアップした。

 撮影を終え、大観衆の前でマイクを握った役所はまず「たくさんのエネルギーをいただきまして…ご協力いただきましてありがとうございました」とドラマを盛り上げたエキストラに感謝。続けて「キャストの皆さんからたくさん力をいただいて、福澤チームの素晴らしいスタッフに本当に助けていただいて、きょうの日を迎えることができました。ありがとうございました」と話すと、撮影会場は大きな歓声と拍手に包まれた。

 連ドラ初出演の正岡あけみ役・阿川佐和子(63)は「齢63にして驚いたり感動したり泣いたり。こんなに大きな声が出る自分がいるのか、と発見だらけでものすごく楽しかったです」と笑顔。坂本太郎役の風間俊介(34)も「この仕事を続けていてよかった!」と思いを爆発させていた。

 10日放送の第8話で、自己最高の平均視聴率17・5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。第1話から日本テレビ「世界の果てまでイッテQ!」2時間スペシャル(20・4%)、第2話はフジテレビ「プロ野球・日本シリーズ」(11・2%)、第4話はテレビ朝日の映画「シン・ゴジラ」(15・2%)、第6話は日本テレビ「誰も知らない明石家さんま」(13・9%)、第7話はテレビ朝日「M―1グランプリ2017」(15・4%)と裏の強力番組とぶつかりながらも高視聴率をキープし続けてきた「陸王」がいよいよ最終話を迎える。

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