麻央さんの“普遍の愛”が本に…海老蔵、闘病ブログの世界出版視野

[ 2017年12月20日 05:41 ]

記者の質問に答える市川海老蔵
Photo By スポニチ

 麻央さんの“普遍の愛”が本になって世界中に届けられることになる。6月に他界した妻・小林麻央さん(享年34)のブログの書籍化を検討していることを19日、歌舞伎俳優の市川海老蔵(40)が明かした。既に英国やドイツなどからのオファーがあるという。複数の言語での出版を視野に入れており「まずは日本での出版が具体化できるように頑張っています」とした。

 麻央さんは昨年9月1日からブログを開始。ステージ4の乳がんとの闘いの日々を赤裸々に前向きにつづり、病気で苦しんでいる人たちを元気づけた。読者は200万人を超え、海外メディアも注目。英BBC放送は昨年11月に「世界の女性100人」に選んだ。

 海老蔵の想像も超えた世界中からの反響。そのため、麻央さんを失った直後の6月29日から「海外の人々にも麻央の気持ちが届くように」と文章を英訳して再更新している。

 世界が涙した麻央さんの愛にあふれたブログ。海老蔵にとっても「愛」は麻央さんを表す特別な言葉となった。自宅でみとったときの最期の言葉は「愛してる」。関係者によると、仏教の戒名にあたる神道の諡(おくりな)は海老蔵の希望で「愛」の文字を入れたという。

 ブログの書籍化と並行して、海老蔵は身近な知人や関係者のために「お別れの会」も計画している。「少し前までは全然そんな気になれなかったが、子供たちが前向きになることを教えてくれた」として、命日の来年6月22日までに開催するとみられる。18年の海老蔵は、人々に勇気を与え続けた最愛の妻の遺志を受け継ぐ一年となりそうだ。

続きを表示

この記事のフォト

2017年12月20日のニュース