葉山奨之 フジヤングシナリオ大賞「リフレイン」主演 難解SFに「訳が…」

[ 2017年12月18日 20:00 ]

ヤングシナリオ大賞をドラマ化した「リフレイン」の主演を務める葉山奨之(中央)(C)フジテレビ
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 若手注目株の俳優・葉山奨之(21)が第29回フジテレビヤングシナリオ大賞をドラマ化した「リフレイン」(18日深夜0・35、関東ローカル)に主演する。

 坂元裕二、野島伸司、橋部敦子、浅野妙子、野木亜紀子ら数々の人気脚本家を輩出。今回は13年間、独学で脚本を書いてきたという宮崎翔氏が12回目のチャレンジにして大賞に輝いた。

 紬(恒松祐里)との初デートで交通事故に巻き込まれた高校1年生の湊(葉山)が、同じ日を繰り返す世界に閉じ込められた姿を描くSFラブストーリー。

 脚本について、葉山は「衝撃が大きく、最初1回では理解できなかったです。これを作った人は本当にすごいな、こんなドラマあるんだ!と。公募で選ばれた一般の脚本家の方が書いたものとは思えませんでした」と驚き。「感情のもっていき方も、同じ日を繰り返すので、上がったり、下がったり…メリハリが結構ついています。人間もおかしくなっていくし、僕自身も演じていて『自分でも何やっているのだろう』と訳が分からなくなったりしているので、逆にそれがいいな、と思っています。同じ日を繰り返すと、人は自分を保てなくなるし、壊れていってしまうと思うんですよね…僕のおかしくなっていく演技も是非、楽しみにしていてください」と呼び掛けている。

 ▼ヤングシナリオ大賞審査委員長・西坂瑞城氏(「リフレイン」の大賞受賞理由)青春ドラマがループものに早変わり。コメディックな笑いを誘えば、シリアスな場面で揺さぶりをかける。読み終えた印象はSFだが、貫かれるはラブストーリー。そんな変幻自在さが最大の魅力である『リフレイン』。最後まで視聴者を飽きさせない。話が難解な部分はあるが、むしろ、それがパズルを解くような不思議な楽しみに変わり、結末は爽快感を持って迎えられる。豊かな発想力に裏付けられた挑戦的な新しい形の脚本です。

 ▼演出・水戸祐介氏 同じ日を繰り返す世界に閉じ込められ、様々な奇妙な出来事に直面し翻弄される主人公の感情のうねりを、葉山さんの若々しいお芝居で表現していただきたいという希望があり、今回、オファーさせていただきました。主人公・湊を演じる葉山さんには、視聴者に沸き起こる感情を代弁していただくとともに、この常軌を逸した世界の深淵に飛び込み、全身で思い切りぶつかり、私たちを世界の果てまで連れていっていただきたいと期待しています。

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2017年12月18日のニュース