新生LinQ 新曲PVで涙シーン 山木「果奈がどう泣くか注目」

[ 2017年12月14日 09:45 ]

“新境地”の両A面シングルを発売するLinQ
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 新生LinQ第1弾の両A面シングル「ああ情熱のバンバラヤー/失恋フォトグラフ」は来年1月31日にリリースされる。2曲とも、これまでのLinQにない新境地を開く楽曲だという。一方、全国4カ所を巡るツアー「ロード・オブ・ザ・リンク〜LinQ第2章 虹の架け橋〜」は今月17日に千秋楽を迎える。

 元気で明るい曲が多い。そういうLinQのイメージを覆す新境地と言っていい。最新シングル「失恋フォトグラフ」は悲しい出来事を前向きなサウンドで歌い上げている。失恋の曲はLinQ史上初という。新木が力を込める。

 「王道アイドルソングです。ファンの人には乗りやすいと思う。共感できる曲になってます」

 同曲のPV(プロモーションビデオ)には11人のメンバーが1人ずつ、涙を流すカットが収録された。高木は「凄く感情を込めさせてもらった。ステージで見せる笑顔とは別の姿を見てほしい」とアピールした。

 これまでのPV撮影で涙を流す演技を求められたことはなく、メンバー間でも話題になった。「個人的には(福山)果奈がどう泣くか注目している」と話すのは山木だ。理由は、福山が「(手を目に添え、え〜んと声を出す)ウソ泣きでよくない?」と周囲へ冗談交じりに話していたからだという。その福山は撮影当日までに「何回あくびしたら涙が流れるか」など予習を重ねていた。本番にはしっかりスイッチを入れて臨み、出来栄えに注目が集まる。

 LinQで今年最大のニュースは、新体制への再編と始動だ。

 (1)再編成された11人のLinQ

 (2)LinQ卒業メンバーを中心に演劇やライブに力を注ぐエンターテインメント集団「トキヲイキル」

 (3)新グループ

 この3本柱からなる「IQプロジェクト」が始動し、6月限りで21人の旧メンバーでの活動を終了。安藤を加えた11人で新たに船出した。21人の大所帯から、厳選された11人の精鋭集団となり、仕事の進め方も変化した。以前なら21人のスケジュールをすり合わせ、わずか1日で全ての撮影をこなすようなケースもあった。現在は時間をかけて取り組める体制となり、山木も「過ごし方が新しい」と語る。一人一人の責任感も増した。新木は「個人個人が意見を言うようになった。人任せにすることがない」と証言する。互いの距離が縮まり、よりよいものを生み出そうと一致団結している。

 激動の一年を乗り越え、たくましくなった11人のLinQ。18年は、さらなる飛躍の年にしたい。

 ○…両A面のもう一曲「ああ情熱のバンバラヤー」はテレビアニメ「妖怪ウォッチバスターズ2 秘宝伝説バンバラヤ ソード/マグナム」のエンディング曲になっている。夏を待ち焦がれる思いを、情熱的なラテンサウンドに乗せて歌い上げた。「ポップな感じ。妖怪ウォッチとのコラボもあるので、親しみやすい」と小日向はアピールした。

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2017年12月14日のニュース