“サッチー”野村沙知代さん死去、85歳 野村克也氏の妻 辛口タレントでも人気

[ 2017年12月8日 17:57 ]

野村沙知代さん(2015年撮影)
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 プロ野球のヤクルト、楽天などで監督を務めた野村克也氏(82)の妻で、「サッチー」の愛称で親しまれたタレントの野村沙知代(のむら・さちよ)さんが8日午後4時9分、東京都内の病院で亡くなった。85歳。福島県出身。葬儀・告別式は未定

 1932年生まれ。70年に都内の中華料理店で当時南海(現ソフトバンク)の選手兼任監督だった野村氏と相席したことで知り合い、78年に結婚した。

 野村氏がヤクルトの監督就任後から、辛口のタレントとしてテレビ番組などに出演した。96年に新進党から衆院選に比例区から出馬したが落選。その際に経歴詐称疑惑で告発され、さらに女優の浅香光代との批判合戦が“ミッチー・サッチー騒動”としてテレビのワイドショーで取り上げられるなど、世間を騒がせた。

 01年には法人税法違反の容疑で逮捕され有罪に。一時タレント活動を自粛していた。

 野村氏との結婚前、前夫との間にもうけた2子はともに元プロ野球選手で、長男の団野村氏(60)は大リーグの交渉代理人として知られている。野村氏との間に生まれた克則氏(44)はヤクルトでコーチを務めている。

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