三谷氏新作「風雲児たち」公式HP 田沼意次にインタビュー?なりきり異色動画公開

[ 2017年12月8日 12:00 ]

正月時代劇「風雲児たち〜蘭学革命篇〜」で田沼意次を演じる草刈正雄(C)NHK
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 昨年のNHK大河ドラマ「真田丸」の脚本を担当し、ブームを巻き起こした劇作家・三谷幸喜氏(56)の新作ドラマとして注目される同局の正月時代劇「風雲児たち〜蘭学革命(れぼりゅうし)篇〜」(来年1月1日後7・20)で、俳優の草刈正雄(65)が演じる江戸幕府老中・田沼意次ら登場人物を紹介する動画が7日、公式サイトで公開された。

 「真田丸」の後、三谷氏の新作ドラマ脚本は今回が初。原作は今年、画業50年を迎えた漫画家・みなもと太郎氏(70)の同名大河歴史ギャグ漫画。今回は片岡愛之助(45)と新納慎也(42)を迎え、前野良沢と杉田玄白による“蘭学事始”を描く。

 草刈が田沼意次に扮したまま公式サイトのインタビューに応じる異色動画。「後の世では一時期、大変評判が悪かったようです」「金権政治の元祖みたいに言われています」などの質問に答えている。この日は田沼意次ら3人。放送までに登場人物全員の動画が順次公開される。

 西洋医学書「ターヘル・アナトミア」の日本初の和訳に一心同体で取り組んだ前野良沢(片岡)と杉田玄白(新納)の2人。鎖国ど真ん中の江戸中期に革命的な翻訳を成し遂げた。しかし、刊行された「解体新書」に良沢の名前はなく、名声は玄白だけのものとなった。2人の間に一体、何が起きたのか…。笑いとサスペンスに満ちた新しい三谷流歴史ドラマが生まれる。

 キャストは「真田丸」出演メンバー23人(現在発表分)が再集結して話題沸騰。演出はNHKエンタープライズのエグゼクティブ・ディレクター、吉川邦夫氏。「真田丸」プロデューサー5人体制のうちの1人として三谷氏と脚本作りに携わった。もともとはディレクターで「真田丸」第4話「挑戦」の演出も担当している。

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2017年12月8日のニュース