“ミスター竜王”渡辺 力発揮できず「仕掛けを間違えた」

[ 2017年12月6日 05:30 ]

第30期竜王戦7番勝負第5局2日目 ( 2017年12月5日    鹿児島県指宿市 )

将棋の第30期竜王戦7番勝負第5局の2日目に臨む羽生善治棋聖(左)と渡辺明竜王
Photo By 共同

 慣れ親しんだ竜王位を落とした渡辺は淡々と「仕掛けを間違え、1日目で勝負が決まっていた」と今局を振り返った。

 20歳だった04年から12年まで怒濤(どとう)の9連覇を達成。永世竜王の資格を得るなど「ミスター竜王」と呼ばれるほど相性の良かったタイトルだが「本来の力を出せなかった」と、羽生相手に完敗を認めるばかりだった。これで棋王の1冠に後退したが、こちらは5連覇中。来年2〜3月には6連覇をかけて5番勝負を行う。

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2017年12月6日のニュース