覚醒剤事件の“主役”は中高年 増える40代以上の検挙

[ 2017年12月6日 05:30 ]

浅野忠信の父・佐藤幸久容疑者覚醒剤逮捕

 覚醒剤事件の検挙者は、若者が多かった以前と一変。中高年が“主役”となっている。2000年ごろから20〜30代が減少する一方で、40代以上が増え続けている。警察庁によると2015年の検挙者数は1万1022人で、そのうち40代が3779人(34.3%)で最多。50代以上の2324人(21.1%)と合わせて半数以上を占める。20代は1417人(12.9%)で、1997年の8338人をピークに4分の1以下に落ちている。

 再犯者は7147人で、50歳以上が83.1%、40代は72.2%と、中高年の依存性の強さが浮き彫りとなっている。捜査関係者によると「最近の売人はお金を持っていない若年層ではなく、お金と時間に余裕ある中高年をターゲットにする傾向がある」という。

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2017年12月6日のニュース