はしだのりひこさん 病床でギター演奏…通夜に400人が参列

[ 2017年12月6日 05:30 ]

ヒット曲「風」の文字が入ったはしだのりひこさんの祭壇
Photo By スポニチ

 パーキンソン病のため2日に死去した「ザ・フォーク・クルセダーズ」の元メンバーで歌手、はしだのりひこ(本名端田宣彦=はしだ・のりひこ)さん(享年72)の通夜が5日、京都市伏見区のセレマ稲荷シティホールで営まれ、約400人が参列した。

 はしださんが64年に初めて組んだバンド「ドゥーディ・ランブラーズ」の元メンバー、田平義昭さん(73)と藤原洪太さん(72)は、亡くなる約10日前に病室を見舞ったという。藤原さんが持参したギターではしださんの楽曲「祇園の鳥居」を田平さんと歌うと、はしださんは「ちょっと貸して」とギターを要望。「病床でギターを持って右手を動かし、左手はコードを押さえた。筋力が弱る中、あり得ないことが起きたと看護師も驚いていた」と2人は振り返り、目を潤ませた。

 「はしだのりひことシューベルツ」のヒット曲名「風」と書かれた祭壇の傍らには愛用のギターが飾られた。

 告別式は6日に同所で営まれる。

続きを表示

この記事のフォト

2017年12月6日のニュース