幸四郎感謝 異例のカーテンコール 染五郎、金太郎と“最後の一日”

[ 2017年11月26日 05:38 ]

 歌舞伎俳優の松本幸四郎(75)、市川染五郎、松本金太郎(12)の親子3代が25日、東京・歌舞伎座で「吉例顔見世大歌舞伎」の千秋楽を迎えた。

 現在の名前での舞台はこれが最後。3人は来年1月2日からの襲名披露公演「壽 初春大歌舞伎」(歌舞伎座)から、それぞれ二代目松本白鸚、十代目松本幸四郎、八代目市川染五郎を襲名する。

 夜の部最後の演目「大石最後の一日」を終えた後、約3分続いた客席の拍手に応えて3人が舞台上に姿を現した。幸四郎は「歌舞伎にはないんですけど」という異例のカーテンコールの中「今日で今の名前に別れを告げますが、温かい拍手をありがとうございます」と感謝した。観客とともに一本締めで“最後の一日”を終えた。

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2017年11月26日のニュース