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手前みそ

サイクルモードでの茨城県ブース
Photo By スポニチ

 【我満晴朗のこう見えても新人類】茨城県民だったのは7歳から22歳までだ。その後は仕事の都合で離れてしまったが、人格形成期を過ごした彼の地は、やはり「故郷」そのもの。「空にはつ〜く〜ば〜」で始まる県民歌は今でも口ずさむことができる。

 その茨城県。株式会社ブランド総合研究所によるインターネット調査によると、「都道府県の魅力度ランキング」で5年連続の最下位なんだそうな。

 遺憾ながら「まあ、そうかもね」が第一印象だ。出身地なのに、名物と言えば「梅干し」「納豆」「水戸黄門」程度しか思い浮かばない。Jリーグが発足してからは「鹿島アントラーズ」が加わったくらいか。実はチンゲンサイ、水菜、ハクサイなどの葉物野菜は生産量日本一を誇る。全く知らなかった。郷土愛ゼロ。情けない。

 罪滅ぼし?の思いもあって、11月初旬に千葉市・幕張メッセで開催された「サイクルモード」では、まず茨城県のブースに足を運んだ。ここ数年話題になっている「つくば霞ケ浦りんりんロード」の概要を知るために。

 意外にも知られていないとはいえ、霞ケ浦の面積は湖として国内2位(1位は琵琶湖)にランクされている。メインの西浦沿いにサイクリングロードが整備されており、1周フルコースで約140キロ。霞ケ浦大橋を利用してショートカットすると90キロほどだ。全行程がほぼ平たんなのが特徴。初心者でも簡単に走破できる。

 JR常磐線の土浦駅と水戸線の岩瀬駅を結ぶ約40キロも走りやすい。廃線となった関東鉄道の軌道跡を利用した自転車道路なので、交差点と歩行者に注意を払えば自動車を気にせずに楽しむことができる。途中には筑波山を望む地点で桜並木に囲まれた名所もあり、満開時は絵はがきのような景色を見ながら走行可能。意外な穴場としてサイクリストの注目を浴びつつあるという。

 西浦沿いのコース途中にある「かすみがうら市交流センター」はサイクリスト対象に特化したサービスが売り。レンタサイクルなども完備され、ツーリングの起点として理想的だ。12月からは、なんとイチゴ狩りを含めた体験型プログラムも組まれる予定。そして19年春にはJR土浦駅ビルにシャワー、ロッカー等完備の「りんりんスクエア土浦」もオープンする。いわゆる輪行もぐっと楽になる。

 なんとも魅力的ではないか?茨城の自転車事情。ちなみにブースの案内役を務めていただいた男性に前述のランキングについて尋ねたら「結構、おいしいと思っていますよ」と意味深な笑みになった。下手に中途半端な順位より、5年連続最下位というインパクトを逆手に取ってやろうじゃないかという、開き直りというか、したたかさも感じる。

 国内のサイクリングロードと言えば、愛媛県と広島県を結ぶ「しまなみ海道」が世界的に有名だけど、霞ケ浦だってそれなりの魅力がぎゅうぎゅう詰まっている。我田引水と批判されるのを承知の上でお勧めしたい。(専門委員)

 ◆我満 晴朗(がまん・はるお)1962年、東京生まれの茨城育ち。夏冬の五輪競技を中心にスポーツを広く浅く取材し、現在は文化社会部でレジャー面などを担当。時々ロードバイクに乗り、時々将棋の取材もする。

[ 2017年11月20日 10:30 ]

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