笑瓶はゴルフ中に…ヘリで搬送 中嶋しゅうさんは舞台出演中に

[ 2017年11月18日 05:30 ]

声優・鶴ひろみさん死去

 大動脈解離は、最近では7月に俳優の中嶋しゅうさん(享年69)が舞台出演中に発症。突然ふらついてステージから転落し病院に搬送されたものの死亡が確認された。

 タレントの大木凡人(72)は15年1月に発症。1週間ほど胸が苦しい状態が続いた後、突然胸の激しい痛みに襲われ自ら119番。同年12月にはタレントの笑福亭笑瓶(61)がゴルフ中に発症し、ヘリで病院に搬送。ともに約3週間の入院を余儀なくされた。

 車の運転中に発症した例では、16年2月に大阪・梅田で51歳男性が発症しそのまま車内で死亡。車が暴走し、歩行者2人が巻き込まれ犠牲になった。

 ≪大動脈の内壁に亀裂 多くが突然発症≫大動脈解離は大動脈の内壁に亀裂が入り裂ける病気。本来流れていない場所に血液が入り込み、胸や背中に激しい痛みが走る。大動脈剥離とも呼ばれ、循環器疾患による突然死としては心筋梗塞に次いで多いとされる。突然発症する場合が多く、車の運転時に襲われ事故につながる例も少なくない。福田医院(横浜市)の福田伴男院長は「多くの場合、高血圧や動脈硬化など何らかの予兆があるもの。もし運転中に発症したら、意識があればできるだけ安全な場所に止め、助けを求めてほしい」と話している。

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2017年11月18日のニュース