来秋朝ドラは「まんぷく」“インスタントラーメン生みの親”の物語

[ 2017年11月15日 05:30 ]

平成30年度後期NHK連続テレビ小説「まんぷく」の脚本を務める福田靖氏(右)と、政策統括のNHK・真鍋斎氏
Photo By スポニチ

 NHK大阪放送局は14日、来年10月放送開始のNHK連続テレビ小説(月〜土曜8・00)が、インスタントラーメンの生みの親として知られる日清食品創業者の故安藤百福さんと、妻の故仁子(まさこ)さんをモデルにした「まんぷく」に決まったと発表した。脚本はフジテレビ「HERO」、同「ガリレオ」などのヒットドラマを手掛けた福田靖氏(55)。

 戦前から高度成長時代にかけ、バイタリティーあふれる実業家の夫と共に明るくひたむきに生きた妻を描くホームドラマ。晩年に成功を収めた夫婦の“敗者復活物語”という。

 ヒロインはオーディションで選出される。20歳前後から50歳過ぎまで描かれる予定で、真鍋斎チーフプロデューサー(50)は「20歳を超え30歳くらいまでで、掛け合いができる芝居の上手な方」を条件に挙げた。30歳を超えた朝ドラヒロインは「芋たこなんきん」の藤山直美(当時47〜48歳)、「カーネーション」の尾野真千子(同29〜30歳)の2人。珍しいアラサーヒロインが誕生するかもしれない。仁子さんについては資料がほとんどなく、福田氏が安藤夫妻の親族らに取材を続けている。

 福田氏は「とうとう朝ドラを書く日が来た。身が引き締まる」と気合を入れた。

続きを表示

この記事のフォト

2017年11月15日のニュース