NHK来秋朝ドラは「まんぷく」モデルは日清食品創業者・安藤百福氏夫妻 脚本は「龍馬伝」福田靖氏 

[ 2017年11月14日 13:00 ]

脚本家の福田靖氏
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 NHKは14日、大阪放送局が制作する来年度後期の連続テレビ小説(月〜土曜前8・00)が「まんぷく」に決まったと発表した。脚本は大河ドラマ「龍馬伝」、フジテレビ「HERO」「ガリレオ」などのヒット作を手掛けた福田靖氏。インスタントラーメンを生み出した日清食品の創業者・安藤百福(ももふく)氏と、その妻・仁子(まさこ)さんの半生をモデルに、戦前から高度経済成長時代にかけての大阪を舞台に、明るくひたむきに生き抜いたヒロイン・福子とバイタリティーあふれる実業家の夫・萬平の波乱万丈の物語を描く。

 現在放送中の「わろてんか」、次回作「半分、青い。」続く朝ドラ99作目(大阪放送局制作42作目)。来年10月1日スタート、全151回。実在の人物がモデルだが、激動の時代を共に戦い抜いた夫婦の愛の物語として大胆に再構成し、登場人物や団体名は改称した上、フィクションとして描く。

 タイトルには「物語のヒロイン・福子と、実業家の夫・萬平の夫婦の名前を合わせました。食と幸せのシンボル“満腹”という意味と、日本の朝に“福=幸せ”がたくさんあふれますように、という願いも込めています」という。

 ▼福田靖氏 「まんぷく」は安藤百福夫人の仁子さんをモデルにした“福子さん”のドラマです。ただ、実は仁子さんを取材した本は一冊も出ていません。ネットや過去の雑誌を検索しても、仁子さんに関する記事は皆無です。ということは“福子さん”は、ほとんど架空の人物になるわけです。もちろん、関係者の方々への取材は可能な限りしました。百福さんが成し遂げられた偉業の事実は“萬平さん”がドラマチックに再現してくれるはずです。でも、夫を支える妻、夫婦と共に暮らす妻の母“鈴さん”の3人が織りなす物語は、限りなくフィクションになるでしょう。だったら、誰もが元気になれる楽しい“朝ドラ”にしなければ意味がありません。「毎朝15分の美味しいエンターテイメント!」をお届けします!

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2017年11月14日のニュース