豊島八段 初黒星…王将戦挑戦者決定は21日に持ち越し

[ 2017年11月14日 05:30 ]

糸谷哲郎八段(左)に敗れ、初黒星を喫した豊島将之八段
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 久保利明王将(42)への挑戦権を争う第67期王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)挑戦者決定リーグの対局が13日、大阪市内の関西将棋会館であり、無敗で単独トップの豊島将之八段(27)が糸谷哲郎八段(29)に104手で敗れ初黒星を喫した。糸谷、渡辺明竜王(33)、深浦康市九段(45)、斎藤慎太郎七段(24)が2敗で追う展開となり、挑戦者決定は21日の最終一斉対局に持ち越された。

 「途中で失敗してチャンスがなかった。切り替えて頑張りたい」。7年ぶり2度目の出場を決められなかった豊島は、淡々と振り返った。飛車の打ち込みに弱い豊島陣の弱点を突いた糸谷は「(飛車交換を迫った)構想が良かったと思う。次も頑張って挑戦者を目指したい」と意気込んだ。

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2017年11月14日のニュース