「ドクターX」好調も テレ朝の課題は“新ドラマ”

[ 2017年11月12日 13:30 ]

「ドクターX」で主演を務める米倉涼子
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 【覆面座談会】元SMAPの稲垣吾郎(43)、草なぎ剛(43)、香取慎吾(40)がインターネットテレビの生放送に出演し、記録的な視聴者を集め話題をさらった。一方、清水アキラ(63)の三男、清水良太郎被告(29)は薬物事件。フジテレビの長寿バラエティー「とんねるずのみなさんのおかげでした」は終了が判明。そんな秋の芸能ニュースの裏側に覆面メンバーが迫ります。

 本紙デスク 秋のドラマの放送が始まって1カ月ほどがたった。やっぱりテレビ朝日の「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」は“失敗しない”ね。

 週刊誌記者 初回放送の視聴率が20・9%で今年の民放連ドラ最高を記録した。今回でシリーズ第5弾。一匹狼の女医が毅然(きぜん)と組織に立ち向かう姿は、その先の話の流れが分かっていても面白い。

 ワイドデスク テレ朝の編成幹部は好調の理由を「米倉涼子さんをはじめとするキャストの魅力、その魅力を引き出す脚本の良さ、チームワークの充実。総合力がいい」と分析していた。シリーズを重ねるにつれて、より盤石になっていくのだろう。

 本紙デスク 社長も「ドクターXについては、良い話しか聞こえてこない」とホクホク顔だった。

 リポーター 同じテレ朝の「相棒」も好調ですね。大門未知子はとにかく格好いい女性ですけど、杉下右京(水谷豊)の安定感も抜群ですよ。あと忘れちゃいけないのが「科捜研の女」。3作品の中で最多のシリーズ第17弾です。

 週刊誌記者 つまり、テレ朝のヒットドラマはシリーズものばかり。関係者も「新たな主人公と新たな物語のドラマを生み出すことが課題」と言っている。シリーズものが終わる時のことも考えなきゃいけない。といっても、今クールはテレ朝が圧倒してるね。

 リポーター TBSの「陸王」も好調です。役所広司さんが演じる社長が、どこか応援したくなるキャラクターで感情移入してしまう。山崎賢人と竹内涼真という今をときめくイケメン2人が出てるのも、女性からすればポイントは高いです。

 本紙デスク 前途多難な船出ではあった。初回は裏番組に日本テレビが「世界の果てまでイッテQ!」の特番をぶつけてきた。第2話は放送予定だった10月22日に総選挙特番が入って1週間“後ろ倒し”になった。TBS関係者も「初回の後で2週間空くのは痛い」と言っていた。ところが、数字を大きく落とすことなくここまで来ている。

 ワイドデスク 池井戸潤さんの原作の作品ということでハードルも高いけど、よく健闘してるね。この成功が、いつか「半沢直樹」の第2弾制作に結びつくとうれしいなあ。

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