「風雲児たち」杉田玄白役・新納慎也が気合の人生初“剃髪”「全身全霊で」“役者魂”ネット絶賛

[ 2017年11月8日 17:55 ]

正月時代劇「風雲児たち〜蘭学革命(れぼりゅうし)篇〜」の役作りで“剃髪”し、杉田玄白の墓参りをした新納慎也(C)NHK
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 俳優の新納慎也(42)がNHK正月時代劇「風雲児たち〜蘭学革命(れぼりゅうし)篇〜」(来年1月1日後7・20)の役作りで気合の“剃髪”を敢行した。西洋医学書「ターヘル・アナトミア」の和訳し「解体新書」として刊行した蘭学者・杉田玄白を演じる。インターネット上には「新納さんの役者魂に感動」「新納さんの役にかける心意気が伝わってきました」などと新納の“役者魂”を称える声が相次いでいる。

 8日、番組公式サイトで報告。この日、新納は玄白の墓がある榮閑院(東京都港区虎ノ門)を訪れ、墓参り。その後、本物の「解体新書」を目にして感激した。

 「やはり杉田玄白を演じるのだから、髪の毛なんていらない。僕は地毛を剃髪し、少しでも身も心も杉田玄白に近づけるようにして撮影に挑みます」と数日前に髪を剃り落とし、気合を入れた。関係者によると、新納が“剃髪”したのは人生初という。「(大役の)プレッシャーをパワーに変えて、全身全霊でこの役に挑ませていただきます」と並々ならぬ意欲を示した。

 昨年のNHK大河ドラマ「真田丸」の脚本を担当し、ブームを巻き起こした劇作家・三谷幸喜氏(56)の新作ドラマ。「真田丸」の後、三谷氏の新作ドラマ脚本は今回が初となり、注目される。原作は今年、画業50年を迎えた漫画家・みなもと太郎氏(70)の同名大河歴史ギャグ漫画。今回は、前野良沢と杉田玄白による“蘭学事始”を描く。

 西洋医学書「ターヘル・アナトミア」の日本初の和訳に一心同体で取り組んだ良沢(片岡愛之助)と玄白(新納)の2人。鎖国ど真ん中の江戸中期に革命的な翻訳を成し遂げた。しかし、刊行された「解体新書」に良沢の名前はなく、名声は玄白だけのものとなった。2人の間に一体、何が起きたのか…。笑いとサスペンスに満ちた新しい三谷流歴史ドラマが生まれる。

 新納は「みなもと太郎さん原作のこの作品は、ギャグ漫画というカテゴリーながら『きっとこうだったんだろうな』と思わせられるリアリティーと人物描写の繊細さが素晴らしく、一瞬でその世界の虜となりました。その原作をあの三谷幸喜さんが脚本にした。このタッグは他に類を見ないほど完璧で、台本を読むだけでもゲラゲラ笑って感動して興奮して涙して…。そこには笑いと感動を散りばめながら当時の男たちの奮闘と友情が繊細に描かれています。この作品を元日に皆さまにお届けし、最高の年明けとなるよう頑張りたいと思います」と張り切っている。

 愛之助、新納のほか、山本耕史(40)が平賀源内、草刈正雄(65)が田沼意次を演じるなど、「真田丸」メンバーが再集結し、話題に。演出はNHKエンタープライズのエグゼクティブ・ディレクター、吉川邦夫氏。「真田丸」プロデューサー5人体制のうちの1人として三谷氏と脚本作りに携わった。もともとはディレクターで「真田丸」第4話「挑戦」の演出も担当している。

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