竹下景子 篠沢教授を悼む「不正解が続いても先生は“愉快、愉快” 優しさは太陽のように温かく」

[ 2017年11月7日 20:47 ]

篠沢秀夫さんの葬儀に参列し、取材に応じる竹下景子
Photo By 共同

 テレビ番組「クイズダービー」の解答者として活躍し、10月に84歳で死去した学習院大名誉教授(フランス文学)の篠沢秀夫さんの葬儀・告別式が7日、東京都文京区の護国寺で営まれた。白と青の花々で飾られた祭壇には、多くの人に愛された朗らかな笑顔の遺影が飾られ、教え子ら約350人が別れを惜しんだ。

 難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)で闘病していた篠沢さんと親交のあった山中伸弥・京都大教授も参列。弔辞で「常に謙虚で丁寧で優しい。分野は違っても先生は学者のお手本で、憧れの存在だった」と悼んだ。

 山中教授らは人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使うALS治療法の開発を目指しており、篠沢さんの手紙が額に飾ってあるという。「一日も早く開発したかったのにふがいない。精いっぱい開発に努める」と誓った。

 「クイズダービー」で長く共演した女優の竹下景子は「不正解が続いても先生は“愉快、愉快”と笑っていた。魔法のように皆を楽しくさせ、優しさは太陽のように温かかった」と語った。

 篠沢さんは「クイズダービー」でのユーモアあふれる解答と笑顔で人気を集め、「篠沢教授」の愛称で親しまれた。

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2017年11月7日のニュース