はなわの泣ける曲が小説に 動画再生100万回超「お義父さん」

[ 2017年11月5日 05:30 ]

義父と家族について書いた自伝小説「お義父さん」を出版するはなわ
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 お笑い芸人でミュージシャンのはなわ(41)が、12月14日に実話を基にした小説「お義父(とう)さん」(KADOKAWA)を出版する。大ヒットした同名シングルの世界観をさらに広げた内容で「どんな人にも思い当たる部分がきっとあると思いますので、ぜひ家族のことを考えるきっかけにしてもらえたら」と話している。

 ヒット曲「お義父さん」は今年3月にユーチューブで発表。妻の智子さんが2歳の時に失踪した義父に向けて、智子さんの成長の過程や現在の幸せな家庭生活を歌った。これが大反響を呼び20日間で動画再生回数100万回を突破。5月にはCDシングルとしてもリリース。03年以来2度目のNHK紅白歌合戦出場も狙っている。

 義父とは昨春、親戚からの連絡で対面することができた。智子さんと涙の再会となり「その様子は小説にも書かせてもらいました」と話す。その後も機会があるごとに同じ時間を過ごし、柔道をしている3人の息子たちの試合に足を運んでもらうこともあった。

 しかし、義父は対面を果たした時には末期の胃がんを患っており、先月8日に死去。はなわは「本の原稿は読んでもらえなかった」と残念がる。生前、義父の最後の夢が「紅白で“お義父さん”を聴くこと」だったといい、はなわは「紅白に出ることができるように天国で応援してほしい」と話している。

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