蒼井優 師と仰ぐ中嶋しゅうさんとの映画共演に感慨「姿を目に焼き付けて」

[ 2017年10月28日 20:04 ]

映画「彼女がその名を知らない鳥たち」の初日舞台あいさつを行った蒼井優
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 女優の蒼井優(32)と俳優の阿部サダヲ(47)が28日、主演映画「彼女がその名を知らない鳥たち」(監督白石和彌)の初日舞台あいさつを都内で行った。蒼井は、今年7月の舞台出演中に亡くなった共演の中嶋しゅうさん(享年69)を悼んだ。

 蒼井は、中嶋さんを「芝居の面白さを教えてくれた偉大な大先輩」と敬愛。「演劇で何度かご一緒したけれど映像がなかったので、差し出がましいと思いながら監督にお話しした」と、キャスティングの際に進言したことを明かした。

 中嶋さんにとっては映画としての遺作となったが、「夢がかなってご一緒することができた。ビックリするくらい気持ち悪い役ですけれど、とても愛らしい方。中嶋さんの姿を目に焼き付けてください」と言葉に力を込めた。

 映画は共感度0%、不快度100%をうたい文句に究極の愛を描くいびつな大人のラブストーリー。蒼井は阿部のほか松坂桃李(29)、竹野内豊(46)と関係を持つ役どころで「ものすごく自分勝手に見えて、実は主体性のない女性だと思い、お三方に対してそれぞれ違う面が見せていけたらと。3本の作品を同時に撮っているようでした」と振り返った。

 不潔で下劣な男を演じた阿部は、「僕は昔、トラックの運転手をやっていて、金髪でひげを生やしもっと汚かった。だから、やっていて心地よかった」と満足げ。途中でマイクの調子が悪くなり、竹野内が自分のマイクを渡すと「そんなヤツが今はほら、見てください。主役をやらせてもらって舞台あいさつができる。マイクに竹野内豊様って書いてあるんですよ。芝居をしていて良かった」と自分で自分を褒めていた。

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