池沢さとし氏「サーキットの狼」の“実車化”にニヤリ「人気らしいね」

[ 2017年10月28日 14:44 ]

東京モーターショーで25日に行われた「トミカ」ブースのオープニングイベントに出席した(左から)今橋彩佳、池沢さとし氏、蒲生尚弥
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 東京・有明の東京ビッグサイトで28日、一般公開が始まった「東京モーターショー」で、玩具大手タカラトミーがダイキャストミニカー「トミカ」のブースを出展している。

 26日に行われたオープニングイベントには、1970年代にスーパーカーブームを起こした漫画「サーキットの狼」を描いた池沢さとし(早人師)氏(67)と、昨年トミカがネッツトヨタ兵庫と結成したレーシングチームのドライバー、今橋彩佳(22)と蒲生尚弥(27)がゲスト出演した。

 池沢氏は、トミカのラインアップに「サーキットの狼」の主人公・風吹裕矢のロータス・ヨーロッパの第2弾が加わったことに「結構、人気らしいね」と笑顔。

 既に第1弾で、劇中と同じ白地に赤ラインのカラーリングのものが発売されているが、今回は赤地に白ラインの逆バージョン。池沢氏は「サーキットの狼を描く前に、都内で初めて見たロータス・ヨーロッパがこの配色だった。サーキットから抜け出したような車のようで、こんな車が公道を走っていいのかと衝撃を受けた。漫画を描くきっかけになった」と明かした。

 「サーキットの狼」連載開始当初を振り返り「(週刊少年)ジャンプじゃ、読者の子供たちは車を運転できないんだからダメだろって、なかなか掲載が認められなかったんです。2年くらいかけて(編集部を)口説き落とした。1975年になっていた」と懐かしんだ。最初は人気が出ず、打ちきりのピンチもあったという「ギリギリのところで人気が出てね。それからスーパーカーブームがあり、人気が安定した」と明かした。

 今回のトミカは監修にも参加。タカラトミーの担当者は「リアウイングの形や角度など、なかなか池沢先生のオーケーが出ず、3〜4回は通いましたね」と苦笑いした。

 「トミカ」ブースでは、赤いロータス・ヨーロッパと、ネッツトヨタのレーシングカー2台などが販売されている。

 東京モーターショーは11月5日まで開催。

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