「おたまじゃくし」“職業観”に関するトーク、ポスターの制作秘話を披露「はたらく学校」開校式

[ 2017年10月25日 16:10 ]

「はたらく学校」開校式で講師を務めた「おたまじゃくし」のほりお(左)、中西亮太
Photo By スポニチ

 大阪府の総合就業支援施設“OSAKAしごとフィールド”が「はたらく学校」(大阪市中央区)を開校。25日、開校式が開かれ、イメージポスターに起用されたお笑いコンビ「おたまじゃくし」の中西亮太(29)、ほりお(26)が講師として登場。“職業観”に関するトーク、ポスターの制作秘話などを話した。

 14年12月にコンビ結成してまだ3年目の2人が今回、講師に抜擢されたのは、中西のツイッターがブームの兆しを見せているからだ。結成して3カ月目の頃、「何か、目立つことをしなければ」と2人で考え、表情豊かな中西に「1日1個、キャラをやろう」とほりおがキッカケを作った。中西が自身のツイッター、インスタグラムに「今日の一変化」と称して、日替わりで様々な職種の扮装をして、コメント付きで投稿。「実際に街中で見た人の格好をして…。容姿や所作をメモしたり」と中西。自宅で撮影した「一変化」は2年ちょっとですでに730キャラにも達した。ツイッターのフォロワー数が3万5000を超え、一般ファンだけでなくお笑い芸人の間でも評判となっている。今回のイメージポスターも「中崎町にあるアジアン雑貨店の女店長」など、9種類を作成した。

 三重高で甲子園出場をあと一歩のところで逃した中西は、関西大経済学部を経て銀行員を務めたが「お笑いの夢を捨てきれず」に1年で退職してお笑いの世界へ飛び込んだ。ほりおも高校時代は投手として甲子園を目指し、NSCに入学した。中西は大学病院の夜間受付、ほりおもラーメン店で現在もアルバイトをしながら本業の漫才に打ち込んでいる状況だが、「ボクらは好きなことをやってますから。皆さん、やりがいを見つけて、自分の熱量で頑張って」とほりお。「一歩踏み出すことが大事です」と中西も集まった就労希望者にエールを贈っていた。

 “OSAKAしごとフィールド”は就労希望者が就職活動や働くうえで役立つ力を身につけることを目指して開校。企業担当者や各業界の専門スキルを持つ講師を招いて、求職者が新たなスキルアップを図り、就職決定につながる機会を創出する。

続きを表示

2017年10月25日のニュース