宝塚歌劇団星組 4年目の極美慎が初主演「今の自分はどこか重なる部分がありました」

[ 2017年10月24日 21:18 ]

 宝塚歌劇団星組公演「ベルリン、わが愛」の新人公演が24日、兵庫・宝塚大劇場で行われ入団4年目の極美慎(きわみ・しん)が初主演を果たした。

 100期生初の新公主演者として注目され、身長1メートル74の長身と抜群のスタイルを生かした舞台姿で一気に客席を引き込み、下級生らしい丁寧な役作りでファンを魅了。ナチスが暗い影を落とすベルリンを舞台に、映画作りに命をかける若き監督テオを熱演した。

 カーテンコールでは緊張から放たれホッとしたのか、極美は時々声を震わせながら「大きな夢を追いかける主人公のテオと、今の自分はどこか重なる部分がありました」などとあいさつ。本役でトップスターの紅(くれない)ゆずるからは開演直前、「やればできる」とメッセージ入りのポートレートをもらったそうで「気合がグッと入りました」と笑った。

 また、入団3年目の星蘭(せいら)ひとみが初ヒロインに抜てきされた。トップ娘役の綺咲愛里(きさき・あいり)からは本番直前に化粧を直してもらったそうで「娘役としてまだまだなので、これからもっと頑張って成長したい」と頬を紅潮させた。

 さらにタレント・マッハ文朱(58)の長女で桃堂純(とうどう・じゅん)はナチス指導者で実在人物のゲッベルスを好演。同新人公演の代表者として「それぞれが得たことを胸にあさってからの本公演、東京の新人公演に向けて日々、精進したいと思います」と力強くあいさつし、超満員の客席から大きな拍手を受けた。

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2017年10月24日のニュース