【井山7冠どんな人】高校進学せず囲碁に専念「悔いないように」

[ 2017年10月18日 08:12 ]

井山が史上初の2度目7冠

史上初となる2度目の全7冠同時制覇を達成した井山裕太碁聖は手で「7」をつくる
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 井山と囲碁の出合いは、5歳の時に父が購入した囲碁ソフト。才能はすぐに開花し、1年後に地元・大阪のテレビ番組で行われたミニ囲碁の勝ち抜き戦で、大人5人抜き。それを見た石井邦生九段が弟子入りさせた。

 1997年、小学2年生で全国少年少女囲碁大会に優勝。2002年、12歳でプロ入り。05年には阿含・桐山杯全日本早碁オープン戦を16歳4カ月で制し、一般棋戦優勝の最年少記録を樹立。7大タイトル獲得は、棋聖5、名人6、本因坊6、王座4、天元5、碁聖6、十段4の計36期。

 今年6月、将棋の藤井聡太四段(15)と週刊ダイヤモンド(7月8日号)誌上で対談。若き天才の先輩として自身が高校に進学しなかった思いを「棋士生活に大事な時期と考え、精いっぱい囲碁に専念して悔いのないようにやりたかった」と話した。

 12年に将棋の室田伊緒女流二段(28)と結婚し、昨年1月に離婚を発表。多忙な生活からの「すれ違いが原因」と説明した。室田二段は藤井四段の姉弟子でもある。趣味はスポーツ観戦。昨年ごろからゴルフを始め「両親と気楽に回っている感じ」と話している。

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