元巨人ドラ1辻内崇伸氏、サラリーマン生活4年目「安いもの買うようになった。昔はポンポンと…」

[ 2017年10月12日 21:37 ]

辻内祟伸氏
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 05年高校生ドラフト1巡目で巨人に入団し、13年に現役引退した辻内祟伸氏(29)が12日放送のテレビ東京系「プロ野球ドラ1は今…人生って七転び八起きSP」(木曜後7・53)に出演。現在の生活や「ドラフト1位」への思いについて語った。

 大阪桐蔭3年時の05年、夏の甲子園の春日部共栄(埼玉)との1回戦で国内左腕最速の156キロをマーク。続く藤代(茨城)との2回戦で当時の大会タイとなる19奪三振を記録し、一躍、脚光を浴びた。同年の高校生ドラフト1巡目で巨人入り。待望の大型左腕として将来を期待されていた。

 ところがプロ入り後は07年に左肘関節内側側副じん帯の手術を受けるなど、ケガに悩まされ続けた。13年3月、左肘のクリーニング手術を受けた際には「やれることをしっかりとやりたい」と懸命なリハビリを続けたが、その後も1軍戦での登板は叶わなかった。

 現在は、ある企業の経理担当として働き、サラリーマン生活は4年目。3歳の長女と4歳年上の妻と暮らしている。現役時代は契約金が1億円、年俸が900万円(最高)だったが、現在は約450万円。プロ野球選手時代は金銭感覚が“マヒ”していたが、今では「食品も安いものを買うようになりました。昔はなんでもポンポン(カゴに)入れてましたから」と語った。

 引退後は野球と離れた仕事を探していたが、14年にオファーを受けて女子プロ野球、埼玉アストライアのコーチに就任。16年東北レイア、17年にアストライア復帰しヘッドコーチ就任。女子野球発展のために尽力している。

 プロ野球のドラフト1位について「巨人に入ってからドラフト1位の重みを感じました。重圧に勝てなかった自分がいて、悔しい思いはありましたけれど、ドラフト1位に選んでもらったのは一生の宝ものだと思います」と正直な思いを口にした。

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2017年10月12日のニュース