綾野剛 2週間でピアノマスター 吉田羊も脱帽「人間できないことはないんだな」

[ 2017年10月7日 17:28 ]

TBSドラマ「コウノドリ」特別試写&舞台あいさつに出席した綾野剛
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 俳優の綾野剛(35)が主演するTBS系連続ドラマ「コウノドリ」(13日スタート、金曜後10・00、初回15分拡大)の特別試写が7日、都内の映画館で行われ、綾野をはじめ、松岡茉優(22)、吉田羊(年齢非公表)、坂口健太郎(26)、星野源(36)、大森南朋(45)といった主要キャストが舞台あいさつに立った。

 「コウノドリ」は、講談社「モーニング」で連載中の鈴ノ木ユウが描く同名のヒューマン医療漫画が原作。2015年10月クールに放送され、産科医療の現場をリアルに描き人気を博した。今回はその2年ぶりの続編で、「生まれること、そして生きること」をテーマに前作の2年後が描かれる。

 綾野が演じるのは冷静な判断力と患者に寄り添う温かさを持ち合わせた産婦人科医の鴻鳥(こうのとり)サクラ。綾野は「命についてすべてのことをこの作品を通じて届けられたら」と意気込み。「前作の時はいわゆる患者さんを描くことが多かったんですが、今回は生まれたその先、ご家族が生活をしていく現実をきちんと描いていかないといけないという思いもある。医者である我々のパーソナルな部分も描いていかないといけない。お医者さんは神様じゃありません。この作品を通して少しでも響いていただけたら」と続けた。

 また、「(キャスト陣で))連絡は取り合えっていたんですが、(2年ぶりの再集結に)また同じチームで同じベクトルで向かって戦えるんだなと。支えてもらっている、支え合っているチーム」と仲間への信頼を口にした綾野。「(現場が)凄く仲良いですよって言ってる感じってややウソっぽいけど、本当に仲良いんです。仲良いからこそ、集中するときは集中している」と現場の雰囲気を明かした。

 鴻鳥は情熱的で謎多き天才ピアニスト「BABY」という全く別の顔も持っているという役どころ。綾野は今回もピアノ演奏に挑戦している。本番の2週間前に来上がってきたという楽曲を見事に披露しているが、「もともとやっていない素人なので、他に余計なことを独学でやってしまうと良くない。その楽曲だけを集中してやる2週間のほうがよっぽど効果的だと思う」とキッパリ。

 そんな綾野の演奏について、吉田は「綾野さんは本当にストイックで、2週間でこれが弾けるようになるのかと。人間できないことはないんだなって綾野さんを見ているといつも思う。いつか、人間じゃない役をやらせたら、人間じゃなくなるんじゃないかと思うぐらい、綾野さんの役作りに脱帽です」とそのトイックな役作りに感心しきりだった。

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