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【夢中論】佐藤浩市 長男・寛一郎に感じた“宿命” アドバイスは「ない」

夢中論 佐藤浩市(下)

歌うことの楽しさについて語る佐藤浩市。役者としてまだまだ奥行きを広げる
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 俳優の佐藤浩市(56)は、ライブステージに立ち、ブルースを歌う。親交があった俳優で歌手の故原田芳雄さんに誘われたのがきっかけだったが、最近、その楽しさが分かってきた。歌うことは役者の一部であり、役者の奥行きを広げるものでもある。今年は長男の寛一郎(21)が俳優デビュー。人生がますます深まっている。

 今年は私生活にも変化があった。長男の寛一郎の俳優デビュー。昨年から撮影していた映画が順次公開されている。

 「作品を見れば分かります。“これはよほどの才能に出会わない限り、とてもじゃないがやっていけない”と思っちゃうか、“いい出会いを重ねていけば何とかなる”と思えるか。僕が彼のを見てどう思ったかはここでは言いません。ただ、3本撮って、最初に3本目が公開されたのは彼の運じゃないかと解釈しました」

 3本目の映画に役者としての光明が見えたということだろう。

 自身は名優の故三國連太郎さんの子として生まれ、一時は父子の確執を報じられたこともあった。そして、その子がまた役者の道へ。その環境に寛一郎にも複雑な思いはあるに違いない。

 「それはあるだろうけど、彼の方がもう少し達観してるんじゃないですか。僕は若い頃、そうじゃなければこちらに振ってもらえないような仕事を振ってもらっているという認識を持ちづらかった。でも、既に彼には、そういうことが見えていると思います」

 俳優デビューに至ったのもほぼ同じ年頃で、そこに宿命のようなものを感じる。

 「彼もそうだろうけど、僕も計ってその年齢でスタートしようとしたわけじゃない。たまたま僕は19歳の夏休みにNHKのドラマのオーディションを受けたのがきっかけだった。たまたま彼にも“いくつかオーディションを受けてみたら?”と言ったら、なんとなく彼にも出会いがあって決まったというだけです」

 同じ道を歩む先輩として何かアドバイスはあるだろうか。

 「ないです。カメラの前に行ったら、そこで演じるしかない。ただ“人と目が合ったら、ちゃんとあいさつしろ”くらいは言いましたけどね。それは僕が若い頃にできなかったことですから」

 子の成長を見守ることがブルースを歌うこと以上に役者の奥行きを広げていく。

 ≪6年ぶり連ドラ主演で刑事役「怖さが内在する企画。冒険心を感じた」≫現在は主演ドラマ「石つぶて」(WOWOWで11月5日スタート、日曜後10・00)の撮影に臨んでいる。01年の外務省機密費詐取事件に挑んだ警視庁捜査2課の刑事のノンフィクションを基にしたドラマ。11年放送の「陽はまた昇る」以来約6年ぶりとなる連ドラ主演について「最近はテレビそのものが様変わりして距離を置いてしまっていたが、渋谷の公共放送(NHK)でもやらないような、怖さが内在する企画に冒険心を感じた」と胸中を明かした。物語は実話に基づいているが、自身がその主人公を演じることで「ドラマとしての面白さを感じていただけると思う」と役者としての自信を示した。

 ◆佐藤 浩市(さとう・こういち)本名同じ。1960年(昭35)12月10日、東京都生まれの56歳。80年、NHKのドラマ「続・続 事件 月の景色」でデビュー。81年の映画「青春の門」でブルーリボン賞新人賞。94年の映画「忠臣蔵外伝 四谷怪談」と昨年の映画「64―ロクヨン―前編」で日本アカデミー賞最優秀主演男優賞。最近のドラマではTBS「LEADERS」(14年)、テレビ朝日「ハッピー・リタイアメント」(15年)などに主演した。

[ 2017年10月3日 11:30 ]

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