宮沢りえ感激 ママとの「大切な思い出」詰まったムーミン声優

[ 2017年9月30日 05:30 ]

パペットアニメ映画「ムーミン谷とウィンターワンダーランド」でムーミンの声を務める宮沢りえ
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 女優の宮沢りえ(44)がフィンランド・米国合作のパペット(人形)アニメ映画「ムーミン谷とウィンターワンダーランド」(12月2日公開)の日本語吹き替え版で、主人公ムーミントロールの声を担当する。アニメやコミックスなどで世界的に人気のキャラクターで、日本ではテレビアニメ版で女優の故岸田今日子さん、声優の高山みなみ(53)らが声優を務めてきた。新作の公開に向けて、日本の配給元が「演技力だけでなく声の表現力も豊か」と宮沢にラブコールを送った。

 子供の頃から絵本やアニメでムーミンに親しんでいたといい「ムーミンの正義感、勇気、おおらかさ、自由さに心躍っていました。今回、声という表現で参加させていただくことをとてもうれしく思っています」と大喜び。自身にとって思い入れが深い作品。2014年に肝腫瘍で亡くなった母・光子さん(享年65)との思い出があり「子供の頃、人見知りだった私に母が“ねぇムーミン、こっち向いて…”というフレーズを借りて、私の名前でこの歌を口ずさむことがありました。それがとても好きだったし、大切な思い出です」と明かした。

 アニメ映画の声優を務めるのは、「死者の書」以来12年ぶり。10月上旬から始まるアフレコ収録に向け「ユーモアをちりばめたムーミンの世界観の魅力を、お子さんはもちろん、年を重ねた方々にもお届けできるように、私自身も楽しみながらムーミンを演じたい」と張り切っている。

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