たけし 「アウトレイジ」終結も「何年かしたらオールスターのとんでもない映画作る」

[ 2017年9月25日 20:03 ]

映画「アウトレイジ 最終章」のジャパンプレミアに登場した北野武
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 北野武(ビートたけし)監督(70)の最新作「アウトレイジ 最終章」(10月7日公開)のジャパンプレミアが25日、都内のホールで行われた。主演のたけしをはじめ西田敏行(69)、大森南朋(45)ら総勢13人の“コワモテ”がずらり。3部作の完結に、たけしは「一応の区切り。長く続けることはできるけれど、1度死んだ人が生き返ると、深作(欣二)さんの“仁義なき戦い”になっちゃうから」とシリーズの終えんを宣言した。

 西田は昨年、頚椎(けいつい)を亜脱臼するなど4カ月の入院生活からの復帰第1作となり「リハビリをしながらで、初日は皆に抱えられながらで何ともいえない喜びがあった。監督にもお気遣いいただき、(所属するやくざ組織の)花菱会を盛り上げることができた」と感慨深げ。シリーズ初参加で北野作品は9年ぶり10本目となる大杉漣(65)も、「中年の域を越えた俳優たちが戦う現場で、豊かな緊張感をはらんでいた」としみじみ話した。

 ほかにもピエール瀧(50)、松重豊(54)らの監督賛歌に、たけしは「ありがたいことに、日本を代表する役者が皆OKしてくれる。台本さえ渡せば、勝手に進行してくれる。西田さんのアドリブには困りましたが」と毒舌を交え感謝。そして、「次は純愛映画をやって大抵失敗するから、何年かたったらバイオレンスに戻って、オールスターでとんでもない映画を作ろうと思う」と意欲を見せていた。

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2017年9月25日のニュース