舟木一夫、急性前立腺炎で緊急入院 九州での3公演は延期に

[ 2017年9月21日 04:00 ]

九州公演の延期を発表した舟木一夫
Photo By 提供写真

 歌手の舟木一夫(72)が急性前立腺炎のため19日に緊急入院したことが20日、明らかになった。所属事務所が発表した。今月26日に予定されていた大分公演をはじめ、27日の福岡公演、29日の鹿児島公演は延期となる。

 所属事務所によると、舟木は16日から2日間、大阪・松竹座でコンサート4公演を行い、18日に帰京。同日午後は元気な様子を見せていたが、その夜、38度を超える高熱と関節炎を発したため、翌19日に都内の病院で診察を受けたところ、過労による急性前立腺炎と診断され即日入院。10日間の入院と2週間の自宅療養が必要といい29日まで入院予定。その後、自宅療養に切り替えるという。

 舟木は今年、デビュー55周年で、1月の新橋演舞場を皮切りに全国55カ所を回るコンサートツアーや、5月には大阪・新歌舞伎座で1カ月公演を開催するなど、精力的に活動を続けていた。

 舟木は所属事務所を通じ「今回はご心配をおかけして申し訳ありません。特に楽しみにしてくださっていた九州の皆さんにはご迷惑をおかけいたします」とコメントした。「72歳の年を忘れ、55周年ではしゃぎすぎてしまったのが原因だと思います。少し休んで、来月からは今以上に元気になって復帰いたします」と早期復帰に意欲を見せている。

 所属事務所によると、舟木の復帰は10月16日の島根公演の予定。延期となった3公演については代替開催に向けてスケジュールを調整しており、決定次第発表する。

 ▽前立腺炎 大腸菌などの細菌によって感染することが多く、発熱、排尿時の痛み、排尿障害などの症状が出る。完治せず細菌が残っていると慢性化し、頻尿や陰部の痛みが出る。デスクワークなど長時間座っていることによって、骨盤内の血流が悪化することが原因の一つと考えられている。福田医院(横浜市)の福田伴男院長は「悪化すれば精巣がんになることもある。排尿時の痛みや会陰部(陰部から肛門)の不快感を感じたらすぐに診察を受けてほしい」と話した。

続きを表示

2017年9月21日のニュース