ライセンス藤原 自ら企画持ち込み小説家デビュー 又吉にライバル心「賞欲しい」

[ 2017年9月17日 14:31 ]

初の小説「遺産ゲーム」の出版イベントを行ったライセンス・藤原一裕
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 お笑いコンビ「ライセンス」の藤原一裕(39)が17日、小説家デビュー作となる「遺産ゲーム」(KADOKAWA刊)の出版記念サイン会を都内の書店で開いた。

 コントとしてつくりながらライブなどで1回しか披露していないネタが90本ほどあり、「一生懸命考えたのに、消化できていない。何らかの形にしようと、文章になりそうなものを選んだ」という7編からなる連作短編集。自ら出版社に企画を持ち込み、2014年からコツコツと書きためて今月15日の発売にこぎつけたが、「まだ自分の中で違和感がある。本屋さんに見に行ったけれど実感が沸かない」と苦笑いだ。

 だが、執筆期間中に後輩の「ピース」の又吉直樹(37)が「火花」で芥川賞を受賞して大ベストセラーとなり、「あいつ、何してくれてんねんと思った」と正直な気持ちを吐露。それでも、「僕は違うところからスタートしているし、先生(又吉)のような純文学でもないけれど、何らかの賞は欲しい」とひそかな期待を口にした。

 印税の使い道については、「住宅ローンに充てたい。返済がけっこう残っているので」と現実的な見解。所属の吉本興業には発売が決まった今年3月になって報告したそうだが、「しっかり(印税を)お抜きになられます。相方(井本貴史)も、俺も抜かせてくれやと言うてくるかもしれない」と困惑顔だった。

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2017年9月17日のニュース