たけし「フライデー襲撃事件」の真相告白 背後には“謎の人物”が

[ 2017年9月10日 12:00 ]

池上彰氏とビートたけし(C)フジテレビ
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 フジテレビ系「FNS27時間テレビ」(9日後6・30〜10日後9・24)内で放送される「池上彰が見た!たけしと戦後ニッポン」(10日後6・55頃)で、ビートたけし(70)が「フライデー襲撃事件」の真相や、生死の境をさまようほどの重傷を負ったバイク事故について語る。

 「昭和・平成」を映像で振り返り、現在そして未来へとつなげていくプログラム。終戦2年後に生まれたビートたけしの人生は、まさに戦後からの復興人生。東京オリンピック、三種の神器、高度経済成長、三億円事件、バブル経済など日本を変えた事件の数々を貴重な映像とともに、たけしの人生とリンクさせながら、池上彰氏(67)の丁寧な解説で紹介する。

 昭和史に残るさまざまな事件にも偶然、関わっていたたけし。連続射殺事件を起こした犯人と同じバイト先で働いていたり、三島由紀夫の自殺事件現場の近くにいたこともあったという。

 まさに自らが当事者となった事件にも言及。たけし軍団を率い、講談社の写真週刊誌「フライデー」の編集部に乗り込んだ1986年の「フライデー襲撃事件」の真相が明かされる。なぜ事件が起きたのか、今までほとんど知られることのなかった別の理由、事件の背後にいた謎の人物の正体を告白。その後、パパラッチされないよう実践した作戦とは…。当時、賛否両論を巻き起こし、社会現象にまでなった写真週刊誌ブームを鎮静させることにもつながったという同事件。その経緯を池上解説を加えて解き明かす。

 池上氏は、一歩間違えれば半身不随になっていたたけしの「バイク事故」についても斬り込む。たけしが映画監督として海外でも評価されるようになった94年、それまでバイクに乗ることなどなかったにもかかわらず、なぜ急にバイクを購入したのか。あの夏の夜、なぜ深夜にバイクに乗り、権田原の見通しのいい緩やかなカーブでガードレールに突っ込んだのか。たけしは今でも続くという病院で目が覚めた瞬間の悪夢や、入院中の心境などを語る。

 放送ではNHKの事件記者だった池上氏の貴重な現場話も。80年の山梨・幼児誘拐殺人事件、静岡駅前地下街ガス爆発事故、新宿西口バス放火事件など数週間で立て続けに起こった大規模事件に連続で駆けつけたエピソードや特ダネを取った逸話が披露される。

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2017年9月10日のニュース