チャリティーマラソン 今回最後に打ち切り検討も…24時間テレビ 

[ 2017年8月28日 07:18 ]

ゴールして涙するブルゾンちえみ
Photo By スポニチ

 日本テレビ「24時間テレビ40」でチャリティーマラソンランナーを務めたお笑いタレントのブルゾンちえみ(27)が27日、東京・日本武道館にゴールした。当日発表という異例のスタートながら無事に放送時間内に走り切り「貴重な経験をさせていただきました」と涙。 第40回の節目を迎えた今年、92年から始まったチャリティーマラソンはその存在意義が問われていた。

 番組スタート後にランナーを発表。これは、トレーナーとして支えてきた坂本雄次さんの提案が理由の一つでもあった。自身の体力の不安を挙げ「今年で伴走が最後になるかも」と“引退”を考えていることを明かし「新しいことがやりたい」と希望した。民放関係者によると、ほかに局側がランナー候補に名前を挙げた複数のタレントで実現できず、準備が遅れてしまったことも背景にあるという。実はこのような事態を受けて、局内では来年以降のマラソン打ち切りが検討されていた。

 マラソンルートを公開した初回の92年、観衆が殺到し、途中で中止。以降は走行場所を公表せずに行っているが、SNS時代になり走っている地点が特定されやすくなった。また、坂本さんに代わるトレーナーがいるのかという問題も浮上。いくつもの要因が重なり節目の開催となった今回、見直しが始まっていた。そんな中で当日発表が予想外の盛り上がりを見せた。

 「一体誰が走るの?」とネット上でランナー予想が広がり、選ばれたブルゾンが「光栄」と喜び懸命に走る姿には好反応。局関係者は「来年以降も続けられる手応えを得た」と話す。複数のタレントが練習を積み、結果を待つというドキュメンタリー企画が新たに誕生。苦肉の策がマラソンを救うことになるかもしれない。

続きを表示

2017年8月28日のニュース