「アンドロイド」が646組の頂点に 「ハイスクールマンザイ2017」

[ 2017年8月27日 22:41 ]

P説「ハイスクールマンザイ2017〜H−1甲子園」で優勝した「アンドロイド」の岡島晃佑君(左から5人目)、岸翔大君(同6人目)
Photo By スポニチ

 「ハイスクールマンザイ2017〜H―1甲子園〜」決勝大会が27日、大阪・ミナミのなんばグランド花月(NGK)で開催され、全国各地の646組から選ばれた高校生8組16人が出場。近畿エリア地区代表の「アンドロイド」が「ペットショップ」のネタで優勝した。

 中学の時、高砂市内の同じサッカークラブに所属していた岡島晃佑君(東播工2年)、岸翔大君(加古川南高2年)がコンビを結成して1年4カ月。学校は違うが毎日、高砂市内の複合商業施設のフードコートでネタを練り、岸君が「毎日10回はネタ合わせをしている」と明かした通り、近くの公園で練習を重ねてきた。さらに、大阪・天王寺で開催される「コメディーライブ」で知り合った漫才コンビ「ティーアップ」や、吉本新喜劇の吉田裕(38)からアドバイスをもらうこともあるそうだ。実力はピカイチ。努力も人一倍。その甲斐あってか、審査員全員が絶賛する優勝となった。

 審査委員長のオール巨人(65)は「素晴らしい。ハイレベルな大会だったが、95点は付けられる」と絶賛。実は同じ近畿エリア地区代表の男女コンビ「爆発ホルモン」と同点となり、巨人が「アンドロイド」に軍配を挙げたという。将来はプロの漫才師を目指す2人。副賞の「NSCの入学金、授業料免除」を使って「大学へは行かず、NSCへ入ります」と2人は声を揃えた。来年、史上初の連覇を目指すことになるが、すでに先日行われた「M―1グランプリ2017」の1回戦も突破している。高校チャンプから一気に全国区へ。アスリート、将棋界に続き、お笑いの世界も10代が席巻するか。

 また、準優勝は近畿エリア地区代表「爆発ホルモン」、審査員特別賞は北海道・東北エリア地区代表「D&C」となった。大会は今年で15回目。過去14年間で7963組、16158人の高校生が予選に出場している。プロを目指す登竜門として、一方で高校時代の思い出として大会は年々拡大。今年は4月に1600人以上の高校生が動画でエントリーし、全国8カ所で開催された予選を突破した8組が決勝へ進んだ。

続きを表示

2017年8月27日のニュース